...外界から切り離されるだけそれだけ倉地が自分の手に落ちるように思っていた葉子はそれを知って有頂天(うちょうてん)になった...
有島武郎 「或る女」
...神の存在もまた神の本質から切り離されることができ...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...神の存在もまた神の本質から切り離されることができ...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...歴史的現段階は或る意味に於ける――その意味は次を見よ――実践から切り離されることが出来ない...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...一つの対象が二つに切り離されるということは射影幾何学に於ては無意味と云わねばならぬ...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...自然科学から完全に切り離されることによって...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...ジャーナリズムと文化とはこうやって全く切り離される結果...
戸坂潤 「思想としての文学」
...必要に応じては切り離されることもできる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...表現の技巧と作の暗示的内容とが切り離される所には...
豊島与志雄 「小説の内容論」
...三三二マイルはなれたところで切り離されるが...
中谷宇吉郎 「宇宙旅行の科学」
...が味方の手綱には大殿(義貞(よしさだ))が仰せられたまま金鏈(かなぐさり)が縫い込まれてあッたので手綱を敵に切り離される掛念(けねん)はなかッた...
山田美妙 「武蔵野」
...大きな処を身体(からだ)から切り離されると...
夢野久作 「一足お先に」
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