...数百丈というか? 切り立つように嶮(けわ)しい断崖(だんがい)です...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...屏風(びやうぶ)のやうに切り立つた崖のすそをまはつて...
新美南吉 「鳥右ヱ門諸国をめぐる」
...切り立つた櫟林の屏風の山で囲まれた崖下の部落であつた...
牧野信一 「その村を憶ひて」
...白く切り立つた鼻筋の嶺の左右に据つてゐる眼は春霞に煙つてゐる湖(うみ)のやうなひろさを感じさせた...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...キャンプはより高い麓の丘が急に切り立つ点から八キロメートルあまり離れた所に設営した...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...その切り立つた岩山を抱く樣にして...
若山牧水 「樹木とその葉」
...兩岸は切り立つた樣な斷崖で...
若山牧水 「樹木とその葉」
...その對岸に同じ樣に切り立つた崖の中ほどには家の數十戸か二十戸か一握りにしたほどの村が見えてゐた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...切り立つた斷崖の眞中どころに鎹の樣にして架つてゐる...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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