...二号計器へ切り換えろ」「おお予備を持って来い」などと...
海野十三 「地球発狂事件」
...その頃ちょうど円貨の切り換えがあり...
太宰治 「トカトントン」
...いよいよ切り換えの騒ぎも...
太宰治 「トカトントン」
...大急ぎで水田に切り換えて...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...幸子は夫の書斎の方へ切り換えて聞いたが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...すなわち観客の目があちらからこちらへと渡って歩くと同じリズムで画面の切り換えが行なわれるかどうかによるのであろう...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...楠公(なんこう)へでも行くべしとて出立(いでた)たんとせしがまてしばし余は名古屋にて一泊すれども岡崎氏は直行なれば手荷物はやはり別にすべしとて再び切符の切り換えを求む...
寺田寅彦 「東上記」
...問題は世界観と世界思惟との関係へ切り換えられなくてはならぬ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...石村商事を石村証券に切り換える時のことだった...
豊島与志雄 「擬体」
...全体主義のかすをいっさい取り去って民主主義に切り換えるためには一人一人が単なる部分品ではなくなることがまず必要だ...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...清河八郎の役割は――その意志はべつとして――ただスイッチを切り換えたのである...
服部之総 「新撰組」
...お馬の部屋にあるスイッチを切り換えると玄関の電鈴が鳴らなくなることも知っているし...
久生十蘭 「魔都」
...相続税は……それも切り換え前の旧円で...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...暗号は頻繁(ひんぱん)に切り換えることになっているが...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...脳髄のスウィッチを切り換えて行ける間は...
夢野久作 「暗黒公使」
...だから彼女たちは、普通の交換局の彼女たちと同様に、自分がドンナ事を反射交感しているか……なぞいう事は全然知らないまま、一分一秒の休みもなく呼び出され、呼び出し、切り換え、継ぎ直させられているのだ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...突然話を切り換えたその由吉の頭の鋭さを...
横光利一 「旅愁」
...新貨幣への切り換えと...
吉川英治 「大岡越前」
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