...かの百右衛門を一刀のもとに切り捨てるのは最も易(やす)い事ですが...
太宰治 「新釈諸国噺」
...いまはただ憎い奴(やつ)を一刀両断に切り捨てるまでだ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...教え込まれたものだからと云って切り捨てるのも...
戸坂潤 「所謂批評の「科学性」についての考察」
...」切り捨てるように云い放って...
豊島与志雄 「好意」
...一つの力に衝突してそれを切り捨てることができない時に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その結び目を解くか切り捨てるかして...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自分を切り捨てることであって...
中井正一 「美学入門」
...娯楽のおもちゃと言っては家を建てるとき大工さんが切り捨てる木のきれ...
永井隆 「この子を残して」
...以前ならば一刀のもとに切り捨てるのだといひました...
長塚節 「教師」
...事実に伴なう情操は切り捨てる習慣である...
夏目漱石 「三四郎」
...ぼくは自分のなかから切り捨てることはできない」と...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「判決」
...最後に切り捨てるつもりだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...推古の美術は多くを切り捨てる簡素化の極致に達したものであるが...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...意味の少ない動作は切り捨てるほかはない...
和辻哲郎 「文楽座の人形芝居」
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