...つまり小農切り捨てをいっております...
浅沼稲次郎 「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」
...いまはただ憎い奴(やつ)を一刀両断に切り捨てるまでだ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...……空たかくべんたういたゞく光あまねく御飯しろく女房に逃げられて睾丸を切り捨てた男――その男が自身の事をしやべりつゞけた...
種田山頭火 「行乞記」
...教え込まれたものだからと云って切り捨てるのも...
戸坂潤 「所謂批評の「科学性」についての考察」
...そういう点は切り捨てなければならない...
戸坂潤 「読書法」
...その結び目を解くか切り捨てるかして...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ほんとうの自分によって切り捨てられたる自分...
中井正一 「美学入門」
...以前ならば一刀のもとに切り捨てるのだといひました...
長塚節 「教師」
...事実に伴なう情操は切り捨てる習慣である...
夏目漱石 「三四郎」
...切り捨てなければならないほど世間が切迫しているのだからしかたがない...
夏目漱石 「三四郎」
...血の附いた袖の端を切り捨て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...早く切り捨てた方がよいのである...
林芙美子 「浮雲」
...ことさらに長き黒髪を切り捨て...
福田英子 「妾の半生涯」
...切り捨てた餌についていたものが二本ずつ...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...詠嘆(えいたん)を口吻(こうふん)から切り捨てて...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼は小さいもう一つの悩みを――公朝にも打明けた乳児のような心の奥の泣き声を――切り捨てなければいけないと思っている...
吉川英治 「源頼朝」
...ところでこの種の運動は「能」の動作において最も厳密に切り捨てられたものであった...
和辻哲郎 「文楽座の人形芝居」
...ところでこのように肩の動きによって表情するということも「能」の動作が全然切り捨て去ったところである...
和辻哲郎 「文楽座の人形芝居」
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