...この酒は棕櫚の幹に切り傷をこしらへて...
犬養健 「亜剌比亜人エルアフイ」
...孫の右頬には一筋大きな切り傷の痕(あと)がありますが...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...小さい切り傷や擦り傷が知らぬ間に自然と治り...
丘浅次郎 「自然の復讐」
...よくこんなふうに傾斜した切り傷が出来るものなのだ...
モリス・ルヴェル Level, Maurice 田中早苗訳 「誰?」
...ガーゼを! それからあの切り傷につける...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...膿瘍の内容を皮膚の切り傷に摺りこんでいることは興味深い事実である...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...棘は切り傷の両側を固定するのに使われ...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...切り傷らしいものや...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...全くひどい地獄絵だった」こう言って、スリム氏が分厚い胸板を広げ、青黒い切り傷と、長い縫い目を見せた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...顔を横切って切り傷の痕があった...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「かなしき女王」
...もう一人の男は顏中むざんな切り傷だらけで...
三好十郎 「肌の匂い」
...わざと自分で顔や胸や四肢に切り傷をつけるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これを切り傷つける人となると...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自分の顔や手に切り傷をつける...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしは切り傷もかすり傷も...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まるで切り傷のように鮮やかに赤かった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...だが、不思議なのは佐渡平の死骸で、一ヵ所の突(つ)き疵(きず)も、切り傷もない...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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