...しかしあちこちの丘や崖を切りくずして...
梅崎春生 「狂い凧」
...その切りくずで刃の塵(ちり)をふいたりした...
寺田寅彦 「芝刈り」
...だから国民を基礎とする多数政党たる政友会を切りくずしたり何かすることによって...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...政務官の復活というような猟官心理と被認知欲望とを利用した抱きこみ乃至切りくずし策を案出しつつある...
戸坂潤 「近衛内閣の常識性」
...今度はこちらを切りくずしにかかったのだと...
中里介山 「大菩薩峠」
...お前はどうするつもりかい」チーフメーツはボースンから切りくずして行こうととっさに考えついた...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...切りくずして来た...
本庄陸男 「前夜」
...あの池(景色のよい)の手前あたりの右手の山が切りくずされ朝鮮人のバラックが幾棟か建って洗濯物が干しつらねられ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...とりわけ両勢力の中間にある群小国家ともみなせる多くの小城の持主や地方豪族の切りくずしには...
吉川英治 「黒田如水」
...内部から切りくずしていた...
吉川英治 「三国志」
...徳川家を切りくずす好機はあるまいに」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...中国内の織田勢力を切りくずしにかかっている...
吉川英治 「新書太閤記」
...池の堤を切りくずせ」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...内部の切りくずし...
吉川英治 「平の将門」
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