...今なほ僕等に適切なるものあり...
芥川龍之介 「病中雑記」
...国の安危栄辱(あんきえいじょく)のかかる大切なる時機であるという事は...
大隈重信 「憲政に於ける輿論の勢力」
...これら等しく慟哭の切なる友を慰めぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...人をして一種痛切なる感慨を催さしむ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...今日より切なるはない...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...又クレスウエル氏の懇切なる案内によつて...
濱田耕作 「埃及雜記」
...この「世話」の字義は経済論のもっとも大切なる箇条なれば...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...甚だしきは大切なる用談も...
福沢諭吉 「日本男子論」
...大切なる友よ...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...師を思う情の切なるこの門弟子(もんていし)の熱心なる勧誘の言葉に耳を傾けておったが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...大切なる病の治療を頼みながら...
穂積陳重 「法窓夜話」
...それは相変らず独居の淋しさと撫子を求める切なる希(ねが)いとに充たされていた...
堀辰雄 「ほととぎす」
...天地自然の哀切なるものに応へようとする挨拶の辞(ことば)さへ見失つてしまふ普段の愚かさを愧ぢたのであつた...
牧野信一 「痩身記」
...さらに進んでは物に適切なる名を附与する言語の力...
柳田国男 「海上の道」
...自分らの切なる願いであるが...
柳田国男 「海上の道」
...それよりもさらに大切なるは...
柳田国男 「雪国の春」
...その仕事にのッてもらいたいという晁蓋(ちょうがい)の切なる望み...
吉川英治 「新・水滸伝」
...音は尺八に似てさらに哀切なるものである...
吉田絃二郎 「八月の霧島」
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