...随分骨が折れると云ふだらう...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...十分骨を折って事実の真相を告げ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...今日でも連れて来ますのに随分骨を折らせたんです...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...大分骨折りましたのんで自分でもよう画(か)けてると思いました...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...「分骨するんだが――」と靜岡の伯父が言つた...
辻村もと子 「春の落葉」
...二人に取っては誂え向きの随分骨の折れる難曲に対して...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...瀧の幅は幾らもないがそれでも行きぬけるのには隨分骨が折れる...
長塚節 「松蟲草」
...私は良妻賢母式な母があの父では随分骨も折つただらうとその度に思ひやつた...
中原中也 「その頃の生活」
...工場にいるんだそうだ」「随分骨が折れるでしょうね」御米はそう云ったなり...
夏目漱石 「門」
...お佐野はおれの為めには随分骨を折てくれたがおれは何だか好かぬから取り合はなかつたと云つて居りました...
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」
...隨分骨を折つて見ませう――が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...皆んなブチまけて見な」「隨分骨を折りましたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そしてあなたがあの子では隨分骨を折つてゐて下さつたことがわかりました...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...この込み入つた為事(しごと)は随分骨が折れるので...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「祭日」
...矢代が分骨にして父を納めたのはそこで...
横光利一 「旅愁」
...そう三名の分骨がおさまっている山陰(やまかげ)の位牌堂へ行く――一見(けん)...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...登子の分骨がここへ納められたときの足利義詮(よしあきら)の下知状もさきに見た古文書(こもんじょ)中にあって...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...光厳院(こうごんいん)法皇の御分骨をお奠(さだ)めしてある霊地といい伝えておりますが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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