...その代り十分骨折り甲斐のある虫喰い算の魅力を満喫せられることであろう...
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...随分骨を折って調べて見ましたが...
江戸川乱歩 「D坂の殺人事件」
...捕えるには随分骨が祈れたそうだよ...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「深夜の客」
...この絵もそれを引き締めるのに大分骨が折れましたが...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...今日でも連れて来ますのに随分骨を折らせたんです...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...「分骨するんだが――」と靜岡の伯父が言つた...
辻村もと子 「春の落葉」
...靜岡の伯父は分骨の小さな包をもつて歸つて行つた...
辻村もと子 「春の落葉」
...私のは随分骨っぽくてまず東湖あたりの口真似に過ぎなかった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...瀧の幅は幾らもないがそれでも行きぬけるのには隨分骨が折れる...
長塚節 「松蟲草」
...私は良妻賢母式な母があの父では随分骨も折つただらうとその度に思ひやつた...
中原中也 「その頃の生活」
...そしてあなたがあの子では隨分骨を折つてゐて下さつたことがわかりました...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...私は隨分骨が折れた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...この攪き廻し方が充分骨の折れるもので五十分位手の痛くなるまで攪き廻していないと固い泡が立ちません...
村井弦斎 「食道楽」
...僕は学校にいた時分から校中第一の健啖家(けんたんか)と称せられて自分も大食を自慢にした位(くらい)ですから僕の胃腸は随分骨が折れましょう...
村井弦斎 「食道楽」
...ファウストなる程塑造家が随分骨を折りますが...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...父の骨を小さく分骨にした二つの箱はスーツの中に入ったので...
横光利一 「旅愁」
...矢代が分骨にして父を納めたのはそこで...
横光利一 「旅愁」
...そう三名の分骨がおさまっている山陰(やまかげ)の位牌堂へ行く――一見(けん)...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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