...それでもまだそれを書くのは随分骨が折れますね...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...この絵もそれを引き締めるのに大分骨が折れましたが...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...今日でも連れて来ますのに随分骨を折らせたんです...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...仕事といふのが隨分骨が折れる...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...して十分骨折つて見ないと自分のものを讀んでくれる多くの人々に對して濟まないやうな氣もするし...
長塚節 「知己の第一人」
...私は良妻賢母式な母があの父では随分骨も折つただらうとその度に思ひやつた...
中原中也 「その頃の生活」
...今までは随分骨を折ったらしいが...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...隨分骨を折らせたが」三年前の大捕物で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...皆んなブチまけて見な」「隨分骨を折りましたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大分骨を折ったけど...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...随分骨が折れて、それほどの役には立たねえ...
フレデリック・ブウテ Frederic Boutet 森鴎外訳 「橋の下」
...もてなしが悪いと云はせないために随分骨を折つてお世話をしましたと...
二葉亭四迷 「嫉妬する夫の手記」
...そしてあなたがあの子では隨分骨を折つてゐて下さつたことがわかりました...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...僕は学校にいた時分から校中第一の健啖家(けんたんか)と称せられて自分も大食を自慢にした位(くらい)ですから僕の胃腸は随分骨が折れましょう...
村井弦斎 「食道楽」
...ファウストなる程塑造家が随分骨を折りますが...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...上半分骨ばかりになった雨戸越しに...
夢野久作 「少女地獄」
...ピエールさんは鮭を日本がこちらへ入れるのに随分骨折って下すった人なんだから...
横光利一 「旅愁」
...父の骨を小さく分骨にした二つの箱はスーツの中に入ったので...
横光利一 「旅愁」
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