...罹災民に分配する準備に忙しい...
芥川龍之介 「水の三日」
...そして国は皇帝を通して無料または市場の値以下で穀物を分配することになる...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...食料を分配するとか...
ピョートル・アレクセーヴィッチ・クロポトキン Pyotr Alekseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...年度末の決算に当って純益の一割を全員に分配する...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...これを分配するように致しましたところ...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...塵は光の進行を妨げると同時にそれを他の方面に分配する役目をする...
寺田寅彦 「塵埃と光」
...知人たちに分配するにはまだ足りないそうだった...
豊島与志雄 「波多野邸」
...富を殺すことは決して富を分配することではない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...適度に分配することにしちゃどうだ――たとえば...
中里介山 「大菩薩峠」
...月末などに金を分配するとき...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...適度に裁断したものを肉桂中毒者連へ分配することにした...
牧野信一 「肉桂樹」
...具足奉行(ぐそくぶぎやう)上田五兵衛は具足を分配する...
森鴎外 「大塩平八郎」
...鉄砲奉行石渡彦太夫(いしわたひこだいふ)は鉄砲玉薬(てつぱうたまくすり)を分配する...
森鴎外 「大塩平八郎」
...その国の習慣に従って分配することであろうと思います...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしは他の人々が限りなく大勢の友人や知合いに・自分たちの光栄や栄達に・分配するところの愛を...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...残余はしかじかに分配すると...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...……況(いわ)んやその跡に残った巨万の財産を二人で分配するなどいう事は堪えられ得る限りでない……レミヤを見殺しにして金持ちになる位なら...
夢野久作 「霊感!」
...しかるに寺院や神社を破壊しその領地を武士たちに分配するような乱暴を働いた信長は...
和辻哲郎 「鎖国」
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