...大森のお宅でも当分置いて下さるやうに仰(おつしや)つて下さいますし――今夜この手紙を出しましたら...
犬養健 「姉弟と新聞配達」
...その荷車や客車の通るのは何十分置き毎だらうと...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...そして五分置きに...
海野十三 「独本土上陸作戦」
...二三分置きに次から次へと...
谷崎潤一郎 「恐怖」
...そいから三十分置きぐらいにチョイチョイかかって来ますさかい...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...その赤ン坊が五分置きくらゐには目を覚まして泣きはじめる...
中原中也 「三等車の中(スケッチ)」
...それから十分置き位につぎつぎと写真を撮って行くと...
中谷宇吉郎 「映画を作る話」
...こういう観測を五分乃至(ないし)十分置きに繰り返した...
中谷宇吉郎 「雪」
...どうか帰さずに当分置いて貰えまいかと頼んだ...
夏目漱石 「坑夫」
...但し籍の方なら當分置いておいていいよ‥‥俊助も孝助も分別がついて來てゐるのだし...
林芙美子 「或る女」
...戸畑と若松とをつなぎ、五分足らず、渡船賃三銭、十分置き、中ノ島の両側に添って、出入港船の頻繁な洞海湾の港口を横断している...
火野葦平 「花と龍」
...二分置いて、グライドは外へ出た...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...「花火信号(ロケット)のようだね」「三分置き位いに打ち揚げています」「何かの合図かも知れないが」ストウンは首を捻った...
牧逸馬 「運命のSOS」
...禾本科外に分置する事には予これに賛せず...
牧野富太郎 「植物記」
...盤に満て霊前に分置し...
南方熊楠 「十二支考」
...大抵五分置き位に...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
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