...玉代や飮食費が大分溜つてゐて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...彼は幾分溜飮を下げたのである...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...大分溜め込んでゐると言つたさうぢやないか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...成程ね」「番頭が大分溜め込んでゐると喜八に吹き込んだのも源三郎だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...」「大分溜つてゐるらしいよ...
牧野信一 「極夜の記」
...読みたいものが大分溜つてゐるんだから――そんなことも思ひました...
牧野信一 「砂浜」
...汚れ物が大分溜つたので...
正宗白鳥 「水不足」
...君あ旅で大分溜め込んで来たんだとか誰か言つてゐたが...
三好十郎 「地熱」
...「ちょうど二十一分溜まったときにみつかったんです...
山本周五郎 「末っ子」
...二三日分溜めて持って来るようなことは一度もないのであった...
夢野久作 「眼を開く」
...それに店賃(たなちん)が三月分溜(たま)つて二両と七〆さ...
若松賤子 「黄金機会」
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