...早朝の明け方を「分暁」と言います...
...「分暁」には、夜が明ける前の暗闇から明るさが出始めるまでの時間帯も含まれます...
...「分暁」に起きて、散歩するのも気持ちがよいです...
...この公園は「分暁」から夜明けのあいだ開園しています...
...明日早朝は「分暁」に散歩に行こうと思っています...
...僕だつて然う没分暁漢(わからずや)ではないからね...
石川啄木 「札幌」
...没分暁漢(わからずや)...
泉鏡花 「活人形」
...稼(かせ)ぐものあれば遊(あそ)ぶ者あり覚(さ)める者あれば酔(ゑ)ふ者あるが即ち世(よ)の実相(じつさう)なれば己(おの)れ一人(ひとり)が勝手(かつて)な出放題(ではうだい)をこねつけて好(い)い子(こ)の顔(かほ)をするは云はふ様(やう)なき歿分暁漢(わからずや)言語同断(ごんごどうだん)といふべし...
三文字屋金平 「為文学者経」
...歿分暁(わからずや)で...
三文字屋金平 「為文学者経」
...成島柳北や沼間守一が言論の機関としていた時代と比べて之を堕落と云うものあらば時代を解せざる没分暁(わからずや)の言として見らるゝであろう...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...是れ併し乍ら政府が無鉄砲なのでも属僚が没分暁(わからずや)なのでも何でもなくして...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...何といふ没分暁漢(わからずや)なんだらうね...
薄田泣菫 「茶話」
...午前中二時間は厚狭裏町行乞、午後の二時間はまた船木町行乞、時々気分がみだれた、没分暁な奥様、深切なおかみさん、等、等...
種田山頭火 「行乞記」
...それを知らなければ畢竟(ひっきょう)無理解没分暁(ぼつぶんぎょう)の親爺(おやじ)たる事を免れ難いかもしれない...
寺田寅彦 「相対性原理側面観」
...没分暁に非難してもならないと同様に...
寺田寅彦 「相対性原理側面観」
...文化上の無知な没分暁漢である日本の政治家や為政者に対する批判ではなくて...
戸坂潤 「再び科学的精神について」
...処が文化については没分暁漢は極度に沢山いるにしても...
戸坂潤 「再び科学的精神について」
...そんな没分暁(わからずや)の非義非道な役人は夜討ちをかけてやっつけてしまえと...
中里介山 「大菩薩峠」
...いたずらに自尊の念と固陋(ころう)の見(けん)を綯(よ)り合せたるごとき没分暁(ぼつぶんぎょう)の鞭(むち)を振って学生を精根のつづく限りたたいたなら...
夏目漱石 「作物の批評」
...自然にそむいた没分暁(ぼつぶんぎょう)の事を企てるのとは質(たち)が違う...
夏目漱石 「三四郎」
...没分暁漢(ぼつぶんぎょうかん)あるいは門外漢になると知らぬ事を知らないですましているのが至当であり...
夏目漱石 「中味と形式」
...没分暁(わからずや)で強情なんだから仕方がない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...自然主義というものに、恐ろしい、悪い意義があるように言い触らしたのは、没分暁漢の言か、そうでなければためにするものの言である...
森鴎外 「文芸の主義」
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