...君らにはナンチモンか分るまいが...
犬田卯 「荒蕪地」
...また三十一章三十五節には「ああ我の言う所を聴き分るものあらまほし(わが花押(かきはん)ここにあり...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...共に7より大なる数字だと分る...
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...すぐ分る筈ですし...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...そこまでは分るけれど...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...ただ仏教と一緒に来たのではなく直接受取ったということが分るのであります...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...分るわよといったこわい顔をして見せた...
高見順 「いやな感じ」
...其の廣く秀いでた額(his broad, open brow)明色(うすいろ)の髮(fair hair)格好のよい手でも分るが(for……were proof of it)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...子供にだって分ることです」「賭けはどんな模様です」「その点だけはどうも妙です...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「白銀の失踪」
...夢を顧みれば分る...
豊島与志雄 「形態について」
...実際は彼のことを心配してるのだと分ると...
豊島与志雄 「立枯れ」
...しかし崩れた黒塀のうちと聞いたら大概分るでしょう」「ええあんな汚ないうちは町内に一軒しかないから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...当時の人はそんなからくりを分る由(よし)もありません...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...何でも原書で読まねばならぬと思い込んでいることが如何(いか)に無意味であるかが分るであろう...
三木清 「軽蔑された飜訳」
...もういろんなことが分るうへ...
宮原晃一郎 「子良の昇天」
...貴方が仰云ろうとしたことも分るわ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...精神は分るものじゃないからね...
横光利一 「旅愁」
...しかし私が既に利潤の問題について述べた所から、一つの外国貿易から他のそれへのまたは内国商業より外国貿易へのいかなる変更も、私の意見によれば、利潤率には影響を及ぼし得ないことが、分るであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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