...国教宗僧侶の階級国教宗にては僧侶の階級を三等に分かつ...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...人と利福を分かつという事が美徳の一つに数えられた...
寺田寅彦 「電車の混雑について」
...「分かつてようございました...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...他人にもその幸福を分かつことであり...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...――死ぬつてことが分かつてゐたのだわ?星をみてると...
中原中也 「山羊の歌」
...世界が人間的主體とすでに時間的存在において共通の運命を分かつてゐることより...
波多野精一 「時と永遠」
...十分かつ完全である...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...併し君があの事件に関係してゐると云ふことだけは分かつてゐるのだ...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...ランゲナウ人(びと)は誰にも訊ねなかつたが、將軍が分かつた...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「旗手クリストフ・リルケ抄」
...分かつたやうな分からないやうな裡にも...
堀辰雄 「詩集「窓」」
...私には今までになくしみじみと分かつたのだ...
堀辰雄 「續プルウスト雜記」
...数の多少を分かつに...
南方熊楠 「十二支考」
...自分かつてだと思うんですけど――いえ...
三好十郎 「肌の匂い」
...そこでお互に腹が分かつたものですから...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...「分かつた...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...八にも分かつてゐる...
森鴎外 「金貨」
...一旦癒えてゐた昔の創が一つ一つ口を開くのが分かつた...
アルベエル・サマン Albert Samain 森林太郎訳 「クサンチス」
...本能的に分かつたかも知れない...
ジユウル・クラルテエ Jules Clarete 森林太郎訳 「猿」
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