...そしてもし武士ならばその剣を軒下の刀架(とうか)にかけておく...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...竹製の刀架(かたなかけ)の孔のなかにもぐり込んでいたことがありました...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...床の間の鹿の角の刀架(かたなかけ)に一本の刀が飾ってあった...
田中貢太郎 「阿芳の怨霊」
...玄関には三太夫のような刀架(かたなかけ)が残塁(ざんるい)を守って...
中里介山 「大菩薩峠」
...主膳の枕許の刀架(かたなかけ)から刀を取って...
中里介山 「大菩薩峠」
...刀架から刀を取りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...刀架(かたなかけ)にある刀脇差と...
中里介山 「大菩薩峠」
...床の間に三挺の鉄砲、刀架に刀、脇差、柱にかかっている外套(がいとう)の着替、一隅には測量器械の類...
中里介山 「大菩薩峠」
...刀架(とうか)ニ置キテ室内第一ノ装飾トナス」これは実際だ――と駒井甚三郎が書き終って...
中里介山 「大菩薩峠」
...ハタハタと刀架(かたなかけ)を叩いたのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...いったん刀架にやすませた刀を...
中里介山 「大菩薩峠」
...床の間の刀架(かたなかけ)の一刀を取りおろしました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...縁側の刀架けから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...刀架けには長い方の來國俊ひと腰だけを任せ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...刀架から庭の植込の外まで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...刀架の刀はコトリと音をさせずに取れるよ――それを植込の陰の犬の糞の上へ投り出しただけのことさ」「釣竿...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...壁につくりつけてある刀架(かたなかけ)からわざものを取り外した...
本庄陸男 「石狩川」
...先(ま)づ刀を脱(だつ)して詰所(つめしよ)の刀架(かたなかけ)に懸(か)ける...
森鴎外 「大塩平八郎」
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