...ともかく私は今いわゆる刀刃上をゆく者の境地にいて自分だけの詩を体当り的に書いていますが...
高村光太郎 「詩について語らず」
...刀刃を以て木材を刻み彫り成すことに造型の心理的意味が加わり...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...できるだけ活発に縦横無尽に刀刃を振り回して...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...刀刃または兩刃の 25槍を用ゐて彼と是紛々として屠り合ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...いわんや刀刃(とうじん)の難によって命を殞(おと)すことのあり得べきお方ではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...「身に徳があれば刀刃(とうじん)も段々に折れることでございましょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...十四になる娘が手に刀刃なきに直ちに虎頭を捉えて父の難を救うたとある...
南方熊楠 「十二支考」
...刀刃断々壊(とうじんだんだんね)――などという声は乱軍中にはまま聞えるものであるし...
吉川英治 「上杉謙信」
...刀刃(とうじん)も折れ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...刀刃(とうじん)の堅きを段々に壊(やぶ)り...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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