...それで私は武士は長短二本の刀を差すが他の者は武士でなく身分が低いので一本の脇差だけと説明した...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...刀を差すようなふうに腰のところへあてがい...
中里介山 「大菩薩峠」
...神尾主膳もまた刀を差す身でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ぶつさき羽織は武人の著た羽織で刀を差す為に背中から下が裂けてゐるあれである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...滝をあがったのはいつもより早かったでしょう、着物を着、袴をはき、両刀を差すと、急に胸騒ぎがするように感じました...
山本周五郎 「失蝶記」
...両刀を差すものが追い廻していられるものか」「あははははは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...また、寺子屋へ通う間だけ、刀を差すことも、奥からの言葉で、免許になった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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