...只今限り刀にかけて思ひ切つて候...
高山樗牛 「瀧口入道」
...素より数ならぬ軽輩の身、もし誤っておりましょうなら、刀にかけて、申訳は仕りまする」益満は、畳から、手を揚げて、膝の上へ置いた...
直木三十五 「南国太平記」
...「狼藉な」百城は、聞きわけのない、七瀬の態度――無法な、無謀な――及びもつかぬ女の腕でありながら、刀にかけて、己を通そうとする愚かさに、腹が立ってきた...
直木三十五 「南国太平記」
...刀にかけて娘御はやらぬ...
永井荷風 「榎物語」
...左の手を差置いた刀にかけて...
中里介山 「大菩薩峠」
...刀にかけて返答をするつもりか...
中里介山 「大菩薩峠」
...向うは十八年の養育料を三倍にして出しても構はぬ、何んでも娘のお若さんを返せと言ふが、お若さんは一座の人氣者で、言はゞ一座を背負つて立つて居るやうなものだから、その稼(かせ)ぎも容易のものでは無い、今までの養育料を貰つた位のことでは、合はないといふのですが、正直のところ、親方の三七郎は、娘のお若さんが可愛く、金を山に積んでも手離す氣は無いのです」「で?」「此方には證據もあることだから、刀にかけてもと、浪人竹中十兵衞は脅(おど)かします...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...刀にかけて正邪を決する習慣もうしなわれてはいなかった...
本庄陸男 「石狩川」
...それを刀にかけて誓います」「あのこと...
山本周五郎 「薊」
...刀にかけておちかいする...
吉川英治 「大岡越前」
...刀にかけてものをいうだけが士道だと心得ている時機ではなかろうが)結論において...
吉川英治 「鬼」
...刀にかけて解決する」「おれは職人だ...
吉川英治 「銀河まつり」
...貞満、太刀にかけても、おとどめ申さいではおきませぬッ」と、すさまじい面色で、みかどへ迫ッた...
吉川英治 「私本太平記」
...片手を朱太刀にかけて...
吉川英治 「新書太閤記」
...飲み切らぬうちはそちたちの刀にかけても帰すな...
吉川英治 「新書太閤記」
...刀にかけて通るほかはない...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...――この上は、刀にかけても、渡さぬというのか否か...
吉川英治 「夕顔の門」
...刀にかけても!』と云った...
吉川英治 「夕顔の門」
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