...もっとも必ず同君の検閲を受けてから投函するから...
石川欣一 「可愛い山」
...ある時は投函(とうかん)の時間が遲れたかして一日置いての次の日に二通一緒に來たこともあつた...
石川啄木 「歌のいろ/\」
...其為に函館では喰へぬ事になつて...
石川啄木 「悲しき思出」
...函館に来て、林なす港の船の檣(ほばしら)を見、店美しい街々の賑ひを見ただけの人は、いかに裏浜とはいひ乍ら、大森浜の人気無さの恁許(かばか)りであらうとは、よも想ふまい...
石川啄木 「漂泊」
...すると果して書類函(しょるいばこ)の一つの抽出(ひきだし)に...
海野十三 「崩れる鬼影」
...その醜態の作品を投函してしまうのである...
太宰治 「乞食学生」
...レンジファインダーの空函...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...また木函が腐蝕しないように...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...さつそく投函した...
種田山頭火 「其中日記」
...(B)の消費量の函数としてのこの人に対する有効利用の曲線を示す...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...[1] dapa+(qb-ob)=qbまた u=Φa,1(q), u=Φb,1(q) をそれぞれ(A)及び(B)が消費量の函数としてこの人に対してもつ有効利用を表わす式であるとし...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...すべては時の函数(かんすう)である...
寺田寅彦 「KからQまで」
...石狩(いしかり)の鹿越駅(しかごええき)で関翁宛(あて)に投函(とうかん)した...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...劉逢祿の書序述聞には謹案、孔子序周書四十篇、東周之書、惟文侯之命秦誓二篇而已、合而讀之、一爲孱弱之音、一爲發憤之氣、興亡之象昭昭也、春秋書晉人及姜戎敗秦於、公羊子曰、謂之秦、夷狄之也、詐戰書日盡也、穀梁子亦曰、徒亂人子女之教、無男女之別、秦之爲狄、自之戰始也、秦穆不用蹇叔百里子之謀、千里襲鄭、喪師遂盡、晉襄背殯用師、亦貶而稱人、序書何取焉、取其悔過之意、深美約、貽厥孫謀、將以覇繼王也、詩書皆由正而之變、詩四始言文武之盛、而終于商頌、志先王之亡以爲戒、書三科述二帝三王之業、而終於秦誓、志秦以狄道代周、以覇統繼帝王、變之極也、春秋撥亂反正、始元終麟、由極變而之正也、其爲致太平之正經、垂萬世之法戒、一也、と言ひ、又宋翔鳳の尚書譜には謹案、孔子序周書、自大誓訖※命、皆書之正經、以世次、以年紀、其末序蔡仲之命費誓呂刑文侯之命秦誓五篇者、幼嘗受其義於葆先生、曉畢、未能詳紀、犇走燕豫、留滯梁荊、函丈斯隔、七年於茲、茲譜尚書、細繹所聞而識之曰、尚書者述五帝三王五伯之事、蠻夷猾夏、王降爲覇、君子病之、時之所極、有無如何者也、蔡之建國、東臨淮徐、南近江漢、伯禽封魯、淮夷蠻貊、及彼南夷、莫不率從、不意蔡侯一虜、熊貲始大、楚之覇業、先於五邦、呂命穆王、實作自呂、征彼九伯、浸及齊桓、晉秦之興、復在其後、覇者之業、相循而作、帝王之統、由此一變、史伯之對鄭桓言秦晉齊楚代興、史之見秦獻言別五百載復合、運會所乘、惟聖賢能見其微、孔子序五篇於書之終、中候之文究於覇免、所以戒後王制蠻夷式羣侯、不可以不愼、と言つてゐる...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...昨年函館の五稜郭が落去して後(の)ちは...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...瀰散霧函内の空気も...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...あの貝(かい)の火を見ようと函(はこ)を出して蓋(ふた)を開(ひら)きました...
宮沢賢治 「貝の火」
...函嶺の第九日である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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