...農業(のうげふ)に出精(しゆつせい)し...
泉鏡太郎 「一席話」
...いよ/\御意にかないますように出精(しゅっせい)いたしましたことでござります...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...従前通り江戸御屋敷(おやしき)御抱(おかかえ)の儒者松下先生につきて朱子学(しゅしがく)出精罷在(まかりあり)候処...
永井荷風 「榎物語」
...そこで君が今のように出精(しゅっせい)して下されば...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...その子の学問に出精するを見て...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...筆硯(ひっけん)益御清適(ごせいてき)の結果として小生の枕辺(ちんぺん)に玉稿(ぎょっこう)の山を築きこの冬も大約一万句に達し候(そうろう)事(こと)誠に御出精(ごしゅっせい)の次第とかつ喜びかつ賀(が)し奉(たてまつ)り候...
正岡子規 「墨汁一滴」
...長者怪しみ問うと諸大士心配するな出精して水をやれといった...
南方熊楠 「十二支考」
...宮「葦男さん学校は御出精かね...
三宅花圃 「藪の鶯」
...然る処年を経追々丈夫に罷成医業出精仕候に付...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...医術申合会頭出精仕候為御褒美金五百疋被成下候旨...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...同日次男盤安去年中文学出精之段達御聴御満足思召候段奉蒙御意候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...四月二十日出精に付金五百疋...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...医業出精仕候に付...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...ちと医業の方をも出精(しゅっせい)してはどうだ」といった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...弥々(いよいよ)出精せよという有難きお言葉である」という御沙汰であった...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...翁の出精(しゅっせい)がよかったのであろうか...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...学問を出精せるに非ず...
夢野久作 「白くれない」
...ご修行に出精をお頼み申します...
吉川英治 「剣難女難」
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