...また出直してこいといった調子...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...いずれゆっくり出直して来させますけど...
谷崎潤一郎 「細雪」
...また出直して来るつもりではありますが...
種田山頭火 「雑信(一)」
...久米君は出直して仕事に來るといつてゐました...
近松秋江 「初雪」
...身軽になってから出直して来るように言っていたが...
徳田秋声 「仮装人物」
...また出直して来ようかと思っていると...
永井荷風 「ひかげの花」
...二また「ホトトギス」が届いたから出直して一度伺おう...
夏目漱石 「倫敦消息」
...もう一度出直して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「この罰あたりめが! 顔でも洗つて出直して来やあがれ! しやうのない破落戸(ごろつき)野郎め!汝(てめえ)のお袋を見たことはないが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...もう一度出直して昨夜の詫びを云はなければならない...
牧野信一 「交遊秘話」
...一旦家へかえり五時頃出直して...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「いけませんね」「出直して来よう」と栄二が云った...
山本周五郎 「さぶ」
...彼は夕方に出直した...
山本周五郎 「花も刀も」
...――そして旱(ひでり)の夏の一日も、ようやく冷ややかに暮れ沈んできた頃、また出直して、昼の槐(えんじゅ)の木の下で、約束の兼好(けんこう)が来るのを待っていた...
吉川英治 「私本太平記」
...金主を見つけて出直して来い」「こん畜生」三公は真っ赤になって...
吉川英治 「醤油仏」
...秀吉は、衣服をかえて、出直して来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...心機一転の「出直し」策をとったわけだが...
吉川英治 「新書太閤記」
...またひそかに出直して行つたと見える...
若山牧水 「木枯紀行」
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