...そうして湖畔亭を出発する光景が...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...第一の汽車で出発するのだ...
大杉栄 「日本脱出記」
...即ち意識の分析から出発する処の...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...逆に問題が立場から出発する――立脚するだけではなくて――のであると思える人々があるならば...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...論者も亦まずこの規定から出発する...
戸坂潤 「科学論」
...社会科学としては根本的な誤りから出発するもので...
戸坂潤 「辞典」
...いつも時代の与える常識から出発する...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...ただ別々の端から出発するだけの違いだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...自身は今夕夜行にて出発する筈に候...
豊島与志雄 「恩人」
...そして出発する者のこだわりない気持をもって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...』(ロシヤの汽車は第三鈴と同時に出発する)果して...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...これを実隆のもとに預けて出発するを例とした...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...村を出発する日、私は深井氏のところで御馳走になつた...
原民喜 「小さな村」
...追われて彦島を出発する日...
火野葦平 「花と龍」
...ワラタ号は濠洲へ向けて第二回の航海に出発する...
牧逸馬 「沈黙の水平線」
...彼は私が不意に出発する事に就ても...
松本泰 「日蔭の街」
...個別化され絶対化された部分から出発するマルサス人口理論の根本的誤謬が存在するのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...あのひとが出発するときまったら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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