...4 僕の作品の出版権は(若し出版するものありとせん乎)岩波茂雄氏に譲与すべし...
芥川龍之介 「遺書」
...それからしてこれはモウじきに出版するときがくるだろうと思って待っておった...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...芥川さんの小説本を出版するやう...
小穴隆一 「二つの繪」
...自分は三田君の遺稿を整理して出版する計画を持っているが...
太宰治 「散華」
...そのころ江戸で流行の洒落本(しゃれぼん)を出版することにした...
太宰治 「ロマネスク」
...自製するところの鉛活字によつて出版するが...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...岩波書店がマルクス主義にぞくする名著を出版するとすれば...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...此の本を出版する前に從來寫し傳へられる時に...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...之を出版する程の訂正をするのは...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...先生は最初感情の動くがままに小説を書いて出版するや否や...
永井荷風 「妾宅」
...これは何も今時出版する石版摺(せきばんずり)の東京地図を嫌って殊更(ことさら)昔の木版絵図を慕うというわけではない...
永井荷風 「日和下駄」
...六年頃から学生の受験案内や講義録などを出版する書店に雇(やと)われ...
永井荷風 「深川の散歩」
...そうして漸(ようや)くそれを出版する丈(だけ)に纏(まと)めたのだそうですね...
「岡本一平著並画『探訪画趣』序」
...漸く出版する運びになつた...
萩原朔太郎 「純情小曲集」
...他日何人かこの書を出版することある場合に...
穂積陳重 「法窓夜話」
...郷里で出版するには自身印刷の技術を心得ていなければいけんと思い...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...この度一册に纏めて出版する事になつたので二度三度繰返して讀んだが不相變自分を滿足させなかつた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...その八少女會から出版する事になり...
若山牧水 「樹木とその葉」
便利!手書き漢字入力検索