...僕の顔は出来損いですよ...
有島武郎 「星座」
...たしかに出来損いだ...
海野十三 「もくねじ」
...ぼくのような出来損いのもくねじの人生を考えてくださる...
海野十三 「もくねじ」
...一見すると宛然(さながら)潜水夫の出来損いのような恰好だ...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...あるいは出来損いを出し...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...映画女優の出来損いそのものであった...
太宰治 「パンドラの匣」
...笑いの出来損いのような痙攣を起す...
谷崎潤一郎 「蘿洞先生」
...まるで出来損いのお茶番だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...寒山拾得の出来損いだろうなんぞと悪口を叩かれるので...
中里介山 「大菩薩峠」
...傍人(ぼうじん)が泣かんでも出来損いの御母さんとは云われぬ...
夏目漱石 「写生文」
...出来損いの狛犬みたいに頑張っているのが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...なにかの絵にあった水(みず)の精(せい)の出来損いのような...
久生十蘭 「春雪」
...三角髯の出来損いは...
久生十蘭 「だいこん」
...十円もしない出来損いだが...
久生十蘭 「春の山」
...こんなよくできた出来損いなど...
久生十蘭 「春の山」
...とんだ出来損いだが...
久生十蘭 「春の山」
...恐ろしく出来損いのマルテといった恰好の自分...
堀辰雄 「卜居」
...円満(まる)く行かぬ筈はない……と見込みを付けましたのが猪口兵衛の一生の出来損い...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??