...結局は出口のない八幡(やわた)知(し)らずへ踏込んだと同じく...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...どこにも出口のないまるいへやだよ...
江戸川乱歩 「赤いカブトムシ」
...「今の少しも出口のない家の中で...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...どこにも出口のないことは分り切っている...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...どこにも出口のない密室にかんきんされ...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...全く出口のない部屋から消えうせてしまったとしか考えられず...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...出口のないことはないと思つた...
田中貢太郎 「蟇の血」
...出口のないことはないと思った...
田中貢太郎 「蟇の血」
...出口のない息苦しい生活にいじめつけられた私のうちにも...
豊島与志雄 「悪夢」
...出口のない広間に達した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...南はクルック・タグの侵蝕丘陵地帯に挟まれた流出口のない低地である...
中谷宇吉郎 「『西遊記』の夢」
...出口のないこの竪坑(たてこう)はちょうど潜水鐘(せんすいしょう)(潜水器)が潜水夫(せんすいふ)の役に立つと同じりくつになっているのだ...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...その町の裏に出口のない湾みたいなアゾフ海があって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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