...堂々と出入り出来る箇所があるのです...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...そこから出入りするという珍案を考え出した...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...その他金銭(かね)の出入りはこの人に一任しました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...阪大の学生時代から船場の店や上本町の宅に出入りして...
谷崎潤一郎 「細雪」
...別に出入りをして悪いわけもありませんからね...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...道庵の許(もと)へ出入りする者の仕業(しわざ)ではないかと...
中里介山 「大菩薩峠」
...御用聞の出入りがあるので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...つまり出入りの町人に預けてある手札は全部で三十枚...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...女出入りが多いからいまだに一人と言っても良いわけで」朝吉とその子分たちは説明してくれます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そんな所へ人の出入りがあろうなどと云うことは考えられない程...
葉山嘉樹 「淫賣婦」
...どこにでも出入りする権利を獲得したのだった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...古い出入りなんで私もそのつもりだつたんだが...
牧野信一 「毒気」
...この国に出入りして...
宮原晃一郎 「虹猫と木精」
...羞恥(しゅうち)心から出入りもしなくなっているのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...茶店はなお人の出入り盛りにて賑(にぎ)わしかりしならめど...
森鴎外 「舞姫」
...出入り商人の帳面と家計の覚書以外には...
山本周五郎 「古今集巻之五」
...またかような無頼の輩のお出入りが絶えませぬようでは...
山本周五郎 「新潮記」
...十二月に出入りの米屋が話すのを聞いた...
山本周五郎 「ちいさこべ」
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