...彼がよく出入りした家はひとつもなくなっていた...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...奥畑の家に出入りしていた間にすっかりあの婆やと懇意になった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...坊の小路に出入りするやうになつてから...
田山花袋 「道綱の母」
...三須は庸三のところへ出入りしていた若い文学者の良人(おっと)と死に訣(わか)れてから...
徳田秋声 「仮装人物」
...早くも幾梱(いくこり)かの荷物が出入りの若衆の手で荷造りされ...
徳田秋声 「縮図」
...汽車の窓から出入りしていた頃の話である...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...庄司一家の者の出入りをもう少し突き止めて見る」「それぢや親分」「晩に逢はう」錢形平次は斯(か)うして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...出入り商人にまで搜(さぐ)りを入れるんだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私が彼女達の家に出入りしているんだったら...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...自分の家のように出入りしていたから...
火野葦平 「花と龍」
...なのにシルバデール公爵は何事もなかったかのように出入りしている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...近所の出入りにも車にのり...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...四人とも結束した出入り仕度で向う鉢巻...
三好十郎 「斬られの仙太」
...風流男らしく宵(よい)暁(あかつき)に新夫人の六条院へ出入りする様子をおもしろく人々は見ていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...裏方の出入りがあるためだが...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...人出入りが多いのも特徴で...
吉川英治 「私本太平記」
...北条家へも前から出入りしていたし...
吉川英治 「源頼朝」
...出入り口にも鹿垣を作った...
吉川英治 「宮本武蔵」
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