...栓をするのを忘れたインキ壺(つぼ)からとびだした雲状のインキが出会い頭(がしら)に顔をインキだらけにするようなことは全くなくなった...
海野十三 「宇宙尖兵」
...彼は出会い頭(がしら)の男に...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...また直接なんの恨みもない相手を出会い頭にいきなり殺すことも好かないよ...
永井隆 「この子を残して」
...生きていましたか!」これは焼け跡の道で出会い頭に交わすあいさつである...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...銭形平次が出かけようとする出会い頭...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...出会い頭(がしら)だったので...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...サヨは丁度看護婦が階段をのぼり切ったところへ出会い頭に出て行った...
「朝の風」
...T「一ッ走り見て来るぜ」伝六走って――9=鳥居の処で出会い頭に衝突してひッくり返った...
山中貞雄 「右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法」
...行きなり放題の出会い頭にアッと云わせたり...
夢野久作 「近世快人伝」
...出会い頭(がしら)に毒薬をふりかけてくれようと...
夢野久作 「白髪小僧」
...出会い頭に馬を乗りかけて怪我をさせましたので...
夢野久作 「白髪小僧」
...出会い頭に他人を発狂させる事が出来る...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...出会い頭(がしら)に二等運転手が船橋(ブリッジ)から駈け降りて来た...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...ぶつかり合うばかりな出会い頭...
吉川英治 「新書太閤記」
...出会い頭の武者が手を出してその鞠(まり)をついた...
吉川英治 「新書太閤記」
...出会い頭(がしら)に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...身装(みなり)や動作にもそつのない武士が――御廊下の隅で出会い頭(がしら)に囁いた...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...門を出て来た出会い頭(がしら)に...
吉川英治 「夕顔の門」
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