...「出京する」で都心から離れること...
...「出京前に必要な手続きを済ませた...
...「来週、出京するので、今週は忙しい...
...「出京する際には、交通手段を調べておこう...
...「彼は仕事のために出京することになった...
...左まで思わば出京せよと許可を得たり...
饗庭篁村 「良夜」
...節が出京すると云うてくる先生はいかにもそれを待ち楽しんだ様であった...
伊藤左千夫 「正岡子規君」
...もはや委員を出京させて直接政府に請願するほかはないと衆議一決した...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...出京途上の被害民たちは二十四日の午後には四五カ所に分れて追々と南下し...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ついで彼等は出京して...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...諸君は御随意に出京なさるがよろしい...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...仙臺から始めて出京して東京帝國大學英文科に入つた...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...出京していた家主のK―が裏から入って来た...
徳田秋声 「黴」
...小六(ころく)から坂井の弟、それから満洲、蒙古(もうこ)、出京、安井、――こう談話の迹(あと)を辿(たど)れば辿るほど、偶然の度はあまりにはなはだしかった...
夏目漱石 「門」
...久(ひさ)し振(ぶ)りに出京(しゆつきやう)した宗助(そうすけ)は...
夏目漱石 「門」
...出京(しゆつきやう)しやうと思(おも)ふ矢先(やさき)に...
夏目漱石 「門」
...新(あた)らしく出京(しゆつきやう)した兄(あに)からは別段(べつだん)學資(がくし)の世話(せわ)を受(う)けない所爲(せゐ)か...
夏目漱石 「門」
...急にまた出京(でてく)るという目的(あて)もないから...
広津柳浪 「今戸心中」
...九月には出京して残る試験を受けなくてはならぬので準備をしようと思ふても書生のむらがつて居るやかましい処ではとても出来さうもないから今度は国から特別養生費を支出してもらふて大宮の公園へ出掛けた...
正岡子規 「墨汁一滴」
...伊豆と云えば、「生活の探求」は「正月の騒ぎがすんでから」伊豆の温泉へ川端、深田等々氏と出かけて、出京、中央公論社の用事をすませて両国の某という料理店へ車を駆る、というような日記をかいて居ます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...少しは御支度もあろうに取るものも取り敢(あえ)ず俄(にわか)の御出京は少しどうも気になるね」と傍観者(ぼうかんしゃ)の眼(め)より視(み)れば疑わしき点を認めらるれども事に当る本人は心の悦びに判断力も空想と変じぬ「イヤ大丈夫だ...
村井弦斎 「食道楽」
...私はこの島から出京(で)て来た一人の少年が...
吉江喬松 「伊良湖の旅」
...苦学の志望をもって出京した時...
吉川英治 「忘れ残りの記」
便利!手書き漢字入力検索