例文・使い方一覧でみる「出はずれる」の意味
スポンサーリンク...狭い町を出はずれると... 
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...森を出はずれると...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...その建物を出はずれると焼け残りの塀があって...
田中貢太郎 「死体の匂い」
...そこから祇園町の一郭をちょっと出はずれると女の先（せん）にいたところまではすぐなので...
近松秋江 「狂乱」
...武藤邸の白い長い石崖（いしがけ）を出はずれると...
林芙美子 「落合町山川記」
...野辺地の町を出はずれると...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...人家を出はずれるのだ...
本庄陸男 「石狩川」
...風景よりも人通りを気にして小径を出はずれると頭につかえる松の矮林の中へ腰をかゞめて姿を没した...
牧野信一 「雪景色」
...上島田（カミシマダ）を少し出はずれると...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...烏森を芝公園の方向へ出はずれる辺の町通りの喫茶店からの）金吾の下駄の音と敏子のポックリの音が並んで行く...
三好十郎 「樹氷」
...町を出はずれると...
三好十郎 「肌の匂い」
...町を出はずれると片側は丘...
山本周五郎 「やぶからし」
...やしき町も出はずれる...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...少年は今まで立っていた板張（いたばり）から出はずれると...
吉田甲子太郎 「秋空晴れて」
...街を出はずれると...
若杉鳥子 「独り旅」
...その佐野の旧い宿場を出はずれる時が丁度十一時であったので其処で稲荷鮨を買って提げたが...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...三島の宿を出はずれると直ぐ旧道の登りになるのだが...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...六七軒の家並を出はずれると眼の前には斜めに広く黒ずみ渡った林が見られた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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