...沖縄人はぞろぞろ内地へ出て行く...
伊波普猷 「進化論より見たる沖縄の廃藩置県」
...出て行けというなら出て行くし刑務所へ送りこんでやろうというなら送りこまれもする...
海野十三 「振動魔」
...犯人がこの小門を出て行く前に...
大阪圭吉 「石塀幽霊」
...出て行く弘のうしろかげへ眼をやって高夏は云った...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...とぼとぼと片足を引きずりながら出て行くのであった...
寺田寅彦 「小さな出来事」
...ただ、出て行くとき、鏡の前に、ゆびわをのこしておいて行ってくれればいいと、怪獣はいって、いつものとおり、お休みなさいをして、出て行きました...
ヴィルヌーヴ夫人 Madame de Villeneuve 楠山正雄訳 「ラ・ベルとラ・ベート(美し姫と怪獣)」
...のっそりと外へ出て行くのだった...
豊島与志雄 「変る」
...茶の間へ出て行くと...
豊島与志雄 「沼のほとり」
...(食堂から出て行く)浜口 美紗だけだと思ったら...
久生十蘭 「喪服」
...見て居る前で福澤の一家残らず裸体(はだか)になって出て行くから...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...『今時分出て行く船もあるまいから...
水野仙子 「夜の浪」
...スタスタ出て行く)浮山 気を附けるんだよ...
三好十郎 「冒した者」
...(相手を内に入れ、自分は出て行く...
三好十郎 「鈴が通る」
...泣いてはいけませんよ」言い残して出て行く源氏の春の新装を女房たちは縁に近く出て見送っていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...こんな事を思って出て行くようになったのである...
森鴎外 「雁」
...子供に交って遊んだ初から大人になって社交上尊卑種々の集会に出て行くようになった後まで...
森鴎外 「百物語」
...彼が友人と一緒に喫茶店を出て行くのを...
山川方夫 「十三年」
...さっきここを出て行く前に...
吉川英治 「宮本武蔵」
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