...乍ち又一樣なる限なき色に現れ出づ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...血の創より出づる如し...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...かくの如く主張する人々は自己の思想を同種類の隣人によつて定められたる狭隘なる圏外に彷徨(さまよ)ひ出づることを許さなかつた...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...國を出づる時門に倚つて自分を見送つた老母の白髪を思ひ浮かべる...
高濱虚子 「俳諧師」
...出づる呼吸に惱まさる...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...其餘は下に出づる人名の考證によりて...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...帰途我善坊に出づ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...祖師堂のほとりに出づ...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...太陽西より出づる事を信ずるが如きものです...
浜尾四郎 「死者の権利」
...それより十六代の後胤(こういん)である伊達遠江守蔵人(とおとうみのかみくろうど)は従五位下常陸介朝宗(ひたちのすけともむね)どのに出づるこの――」「ああ...
本庄陸男 「石狩川」
...……沸々として涌き出づる泉の微温が潺湲と胸に滾れたかと思ふと...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
......
三好達治 「駱駝の瘤にまたがつて」
...推するに是は人材を重んずる蘭軒の遺風に出づるものであつたらしい...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...座敷船はまだ出づべしやと問ふに...
森鴎外 「うたかたの記」
...七里靴一つぱたりと地を踏みて出づ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...それすら独(ひとり)出づること稀なる身には...
森鴎外 「文づかひ」
...余と倶(とも)に店を立出づるこの常ならず軽き...
森鴎外 「舞姫」
......
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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