...汽車は雪よけのトンネルを出たり入ったり...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...真白い雪の常念が雪の中から出たり入ったりしていた...
板倉勝宣 「春の上河内へ」
...テンヤワンヤの姿をした働き手が裏口から焼け跡へと出たり入ったりしていた...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...どこから出たり入ったりするのか分らない...
海野十三 「流線間諜」
...今も昔のままに厳然と残っている城門を矢鱈(やたら)に出たり入ったりしながら...
太宰治 「惜別」
...長い剣を下げた士官が幾人となく出たり入ったりしている...
田山花袋 「一兵卒」
...出たり入ったり、立ったり坐(すわ)ったり、おちつかなかった...
壺井栄 「二十四の瞳」
...お庄は出たり入ったりしていたが...
徳田秋声 「足迹」
...狭い座敷を出たり入ったりしていたが...
徳田秋声 「新世帯」
...「あの女」の室を出たり入ったりする島田や銀杏返(いちょうがえ)しの影をいくつとなく見た...
夏目漱石 「行人」
...路地を二三度出たり入ったりしたと思うと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...上下(かみしも)を着た番頭や印物(しるしもの)を着た鳶頭(かしら)が忙しそうに出たり入ったりしている...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...扉口から出たり入ったり...
久生十蘭 「魔都」
...毎年違った人達――或(ある)年には外人の一家もいたことがある――が出たり入ったりしているのがちょっと好もしい眺(なが)めだった...
堀辰雄 「朴の咲く頃」
...招待客が部屋から庭園へ出たり入ったりしている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...出たり入ったりして...
室生犀星 「後の日の童子」
...関門の潮流の激しい水道を出たり入ったりするようになったのである...
柳田国男 「海上の道」
...コカワラヒワの巣の下を出たり入ったりしているのである...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
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