...あちらこちらの隅々を出たり入ったり...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...そして兵隊が壕を出たり入ったりしている...
梅崎春生 「桜島」
...まだ二人三人の妓(こ)たちが身支度をして出たり入ったりしている...
近松秋江 「霜凍る宵」
...看護婦が出たり入ったりしていた...
徳田秋声 「足迹」
...部屋を出たり入ったりした...
徳田秋声 「あらくれ」
...幾度(いくたび)家を出たり入ったりしたか知れやしません」母親はお島が傍についているときも...
徳田秋声 「あらくれ」
...その辺を出たり入ったりしている...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...路地を二三度出たり入ったりしたと思うと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...上下(かみしも)を着た番頭や印物(しるしもの)を着た鳶頭(かしら)が忙しそうに出たり入ったりしている...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...支那窓からばったや蜻蛉がいくつも出たり入ったりしている...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...出たり入ったりしている...
火野葦平 「花と龍」
...灯油ランプで照らされた部屋には人が出たり入ったりした...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...まだ幾人かのあさましい泥酔漢がそのけばけばしい入口を押しあいながら出たり入ったりしていた...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「群集の人」
...主人は出たり入ったりします...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...しかし彼女が午後の陽の下に出たり入ったり泥炭の赤い火の前に腰かけたりして深く考えこんでいたのは...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「漁師」
...「人生案内」を私は出たり入ったりでつい見なくてしまって残念です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...関門の潮流の激しい水道を出たり入ったりするようになったのである...
柳田国男 「海上の道」
...家(うち)を出たり入ったりして...
吉川英治 「宮本武蔵」
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