例文・使い方一覧でみる「出し抜いて」の意味
スポンサーリンク...お前は私を出し抜いて宗教生活に奔（はし）っておきながら... 
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...なんでも主人は婆あさんを出し抜いて...
グスタアフ・ヰイド Gustav Wied 森林太郎訳 「薔薇」
...それを出し抜いて独りで買うということは私には出来なかったのである...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...猪沢を出し抜いてやったと矢萩は快さそうに笑った...
高見順 「いやな感じ」
...お俊は二人の弟を出し抜いて甚七の所へきた...
直木三十五 「新訂雲母阪」
...与八を出し抜いてお松を欺（あざむ）き...
中里介山 「大菩薩峠」
...やつらを出し抜いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...お前が俺を出し抜いて甲府へ立たせたあの御新造と娘は...
中里介山 「大菩薩峠」
...そっと出し抜いて出かけてしまうのだ」「まあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...おたがいに出し抜いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを出し抜いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...或いは人の恐怖を出し抜いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼等を出し抜いてしまってやろう...
中里介山 「大菩薩峠」
...二人は、舌を捲いている兵馬を、まともに見下ろしながら、ズブリと兵馬の左右へ飛び込んで、「占（し）めた、占めた、もう逃げようとて逃がすまい」「いったい、どうしたのだ」兵馬が呆（あき）れ返って問い返すと、仏頂寺がニヤニヤと笑いながら、「あの日に、君を出し抜いて、我々二人は先発してな、檜峠まで来てみたのだが、はっと思い当るのは、白骨の温泉に忘れ物をして来たことだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...いつも人を出し抜いて狼狽（ろうばい）さすから...
中里介山 「大菩薩峠」
...警察当局が真名古を出し抜いて逸早く状況を整備してしまったのは一面無理もない処置だったのである...
久生十蘭 「魔都」
...（運命を出し抜いてやらうと思つたら...
牧野信一 「明るく・暗く」
...この九兵衛を出し抜いて...
吉川英治 「江戸三国志」
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