例文・使い方一覧でみる「凸」の意味


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...――すると壓力と濕氣の爲めに紙は石面の文字のあらゆる凹にまんべんなく喰ひ込む...   ――すると壓力と濕氣の爲めに紙は石面の文字のあらゆる凸凹にまんべんなく喰ひ込むの読み方
會津八一 「拓本の話」

...襖画を描くというはヘマムシ入道(にゅうどう)や「へへののもへじ」の坊(でこぼう)の自由画でなかった事は想像される...   襖画を描くというはヘマムシ入道や「へへののもへじ」の凸坊の自由画でなかった事は想像されるの読み方
内田魯庵 「淡島椿岳」

...坦々(たんたん)砥(と)の如き何間(げん)幅(はば)の大通路を行く時も二葉亭は木の根岩角(いわかど)の凹(でこぼこ)した羊腸折(つづらおり)や...   坦々砥の如き何間幅の大通路を行く時も二葉亭は木の根岩角の凸凹した羊腸折やの読み方
内田魯庵 「二葉亭追録」

...小徑をへだてて大小凹の岩がならび...   小徑をへだてて大小凸凹の岩がならびの読み方
太宰治 「逆行」

...だらだら凹(でこぼこ)の激しい一寸(ちょっと)拡い野っ原であって...   だらだら凸凹の激しい一寸拡い野っ原であっての読み方
徳永直 「戦争雑記」

...「フアラデーの法則」が實際的に電氣版として應用されはじめたのを一八四〇年以後だとすれば...   「フアラデーの法則」が實際的に電氣凸版として應用されはじめたのを一八四〇年以後だとすればの読み方
徳永直 「光をかかぐる人々」

...およそ「凹でない景気」(?)を産むような「事業」は未だかつて資本主義社会にはなかったはずではないか...   およそ「凸凹でない景気」を産むような「事業」は未だかつて資本主義社会にはなかったはずではないかの読み方
戸坂潤 「現代日本の思想対立」

...この方は凹(とつおう)が多くて...   この方は凸凹が多くての読み方
夏目漱石 「門」

...茶わんのはらの凹(おうとつ)をならしていった...   茶わんのはらの凹凸をならしていったの読み方
新美南吉 「屁」

...「凹」は、渡辺にハメて書いたものだけにてんで山野じゃ調子が出ない...   「凸凹」は、渡辺にハメて書いたものだけにてんで山野じゃ調子が出ないの読み方
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」

...台本メモ「凹世界漫遊」三十枚程度のレヴィウ台本...   台本メモ「凸凹世界漫遊」三十枚程度のレヴィウ台本の読み方
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」

...」などと云ふことを吹聴する気風が嘗て一部に流行したが、忽ち自分もそれに感染して、臆面もなく己れの痴愚を吹聴するのであつた、ほんとうの自分の胸には、常に消えかゝつた一抹の白い煙が、どんよりと漂ふてゐるばかりである、人は夫々生れながらに一個の鏡を持つて来てゐる筈だ、自分の持つて来た鏡は、正当な使用に堪へぬ剥げた鏡であつた、僻地の理髪店にあるやうな凹な鏡であつた、自分では、写したつもりでゐても、写つた物象は悉く歪んでゐるのだ、自分の姿さへ満足には写らない、更に云ふ、凹な鏡である、泣いた顔が笑つたやうに写る、頭の形が、尖つたり、潰れたりする、眼がびつこになつて動く毎に、釣りあがつたり、丸くなつたりする、鷲のやうな鼻になつたかと思ふと、忽ちピエロのそれのやうになる、狼の口のやうに耳まで裂けたかと見ると、オカメの口のやうに小さくなる……実際そんな鏡に、暫くの間姿を写してゐると、何方(どつち)がほんとの自分であるか解らなくなつてしまふ時がある……...   」などと云ふことを吹聴する気風が嘗て一部に流行したが、忽ち自分もそれに感染して、臆面もなく己れの痴愚を吹聴するのであつた、ほんとうの自分の胸には、常に消えかゝつた一抹の白い煙が、どんよりと漂ふてゐるばかりである、人は夫々生れながらに一個の鏡を持つて来てゐる筈だ、自分の持つて来た鏡は、正当な使用に堪へぬ剥げた鏡であつた、僻地の理髪店にあるやうな凸凹な鏡であつた、自分では、写したつもりでゐても、写つた物象は悉く歪んでゐるのだ、自分の姿さへ満足には写らない、更に云ふ、凸凹な鏡である、泣いた顔が笑つたやうに写る、頭の形が、尖つたり、潰れたりする、眼がびつこになつて動く毎に、釣りあがつたり、丸くなつたりする、鷲のやうな鼻になつたかと思ふと、忽ちピエロのそれのやうになる、狼の口のやうに耳まで裂けたかと見ると、オカメの口のやうに小さくなる……実際そんな鏡に、暫くの間姿を写してゐると、何方がほんとの自分であるか解らなくなつてしまふ時がある……の読み方
牧野信一 「鏡地獄」

...その一部(第三図)また自ら或る起に托(の)り掛かると同時に...   その一部また自ら或る凸起に托り掛かると同時にの読み方
南方熊楠 「十二支考」

...」先生は中にたくさん光る砂のつぶの入った大きな両面の(とつ)レンズを指しました...   」先生は中にたくさん光る砂のつぶの入った大きな両面の凸レンズを指しましたの読み方
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」

...初めてその河床の凹について語れる...   初めてその河床の凹凸について語れるの読み方
宮本百合子 「獄中への手紙」

...クロステル街のあたりは凹坎(かんか)の處は見ゆめれど...   クロステル街のあたりは凸凹坎の處は見ゆめれどの読み方
森鴎外 「舞姫」

...凹の・ざらざらした・場所にとまって休む蠅みたいだ...   凸凹の・ざらざらした・場所にとまって休む蠅みたいだの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」

...型に湾曲した頂面の上に凹型の底面がぴったり嵌る形で上に延びていた...   凸型に湾曲した頂面の上に凹型の底面がぴったり嵌る形で上に延びていたの読み方
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」

「凸」の読みかた

「凸」の書き方・書き順

いろんなフォントで「凸」

「凸」の英語の意味

「凸なんとか」といえば?  


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背痛   書画   ピストル  

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