...たうとう勃凸は四年を終へない中に中学を退学した...
有島武郎 「骨」
...おんつぁんも勃凸もほかの仲間三人も留置場に四日ゐた...
有島武郎 「骨」
...突然勃凸と接近する機会が持ち上つた...
有島武郎 「骨」
...勃凸は耳もかさずに蟆口をひねり開けて...
有島武郎 「骨」
...勃凸が大森の方に下宿するから...
有島武郎 「骨」
...何(いず)れにしても奇怪なる起伏凹凸(きふくおうとつ)をなして居り...
海野十三 「地球盗難」
...つい凹凸(でこぼこ)が出来たり...
海野十三 「東京要塞」
...「大」なら「大」といふ字を彫刻した凸版(雄型)に一度この法を用ひて雌型(凹字)の「大」をとり...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...積雲型の細かい凹凸が綺麗に並んでいた...
中谷宇吉郎 「アラスカ通信」
...大体この線の幅の十分の一程度の凹凸になってしまうので...
中谷宇吉郎 「地球の円い話」
...この間云った通り金縁眼鏡(きんぶちめがね)をかけたお凸額(でこ)さんだよ...
夏目漱石 「行人」
...さて觀想の目指す所は客體面の凹凸を矯正して純然たる平面に還元するに存する...
波多野精一 「時と永遠」
...客體面の凹凸高低が...
波多野精一 「時と永遠」
...渋紙色の凹凸(あふとつ)のない顔に...
林芙美子 「浮雲」
...凹凸に截られた、石畳の隅で、彼等街衢から出はづれ台地を降る者の、塩を銜(ふく)んだ頤が獣のやうに緊るのを知つた時...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...そのとき舖石の凸凹につまづいて永井が倒れた...
堀辰雄 「「繪本」」
...きれいな緑いろの兩面凸レンズのかたちをつくり...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...空は円く高く 地は低く凹凸を持ち人は...
宮本百合子 「五月の空」
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