...物慣れた馬は凸凹の山道を上手に拾いながら歩いて行った...
有島武郎 「カインの末裔」
...勃凸との話が途切れるとおんつぁんはぐつたりして客車の天井を眺めてゐた...
有島武郎 「骨」
...それでもおんつぁんは勃凸のことは忘れなかつた...
有島武郎 「骨」
...私はそれだけ勃凸の作戦の巧妙なのに感心した...
有島武郎 「骨」
...勃凸は、「軽蔑するない...
有島武郎 「骨」
...我々は凸凹激しく...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...凸凹(でこぼこ)の瘤頭(こぶあたま)を臆面もなく天日(てんぴ)に曝して居るし...
石川啄木 「漂泊」
...多少凸凹(でこぼこ)のある岸の平地から後方鳥喰崎の丘にかけて...
大阪圭吉 「死の快走船」
...轍(わだち)の跡の凹凸(おうとつ)も...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...凸額(おでこ)の中から睥めるように物を見る眼...
豊島与志雄 「反抗」
...鋭い輪廓と細い小凹凸は第4図(第1図版)に見られる如くである...
中谷宇吉郎 「雪」
...是非共お貞(さだ)さんを貰いたいという佐野のお凸額(でこ)とその金縁眼鏡(きんぶちめがね)を思い出した...
夏目漱石 「行人」
...房江は電氣コンロに凸凹のやかんをかけてスイッチを入れた...
林芙美子 「暗い花」
...四の「凸凹展覧会」は...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ハネ後凸凹のけい古...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...だんだん道が凸凹(でこぼこ)しだし...
堀辰雄 「水族館」
...床(とこ)にはひどい凸凹(とつあふ)がある...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...「啄木詩集」と云う活字が凸版のように浮上っていた...
山本禾太郎 「仙人掌の花」
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