...それは勃凸の胸をゑぐつたらう...
有島武郎 「骨」
...勃凸は私の書斎であつた勃凸ではなくなつてゐた...
有島武郎 「骨」
...此樹の下から左に折れると凹凸(でこぼこ)の劇しい藪路...
石川啄木 「葬列」
...わが眼界に遠くの山々が真白にいかにも地球のしわのごとく凸凹を見せて...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...それは地球の面の凸なので...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...昨日の跡が凸凹に凍っていて非常に歩きにくい...
辻村伊助 「登山の朝」
...凸凹した頂は雪のまだら模様がついている...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...下卑た凸額(おでこ)の下に...
豊島与志雄 「悪夢」
...山体の凹凸は彫刻的に浮き沈みする...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...細(こまか)い小凹凸(おうとつ)があるために...
中谷宇吉郎 「雪雑記」
...恐ろしく凸凹(でこぼこ)ができてくる...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...恭ちゃんも節ちゃんも凸坊も火鉢にかじりついていた...
林芙美子 「新版 放浪記」
...厳粛で悲しげなひどく凹凸の多い顔から射す灰色の輝きが...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...四の「凸凹展覧会」は...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「凸凹」は井口に代って貰ひ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「凸凹」から相つとめる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...井欄の前面に掌大(しやうだい)の凸字(とつじ)を以て金澤と記してある...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...やがてまた大きな谷について凹凸烈しい山路を登って行った...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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