...勃凸も大笑ひをした...
有島武郎 「骨」
...勃凸は珍らしく悒鬱(いふうつ)になつてゐた...
有島武郎 「骨」
...不良青年の極印を押された勃凸が一人ゐるばかりなのだ...
有島武郎 「骨」
...凸凹のある、大きな円筒形のものだと、長い藁繩をつくり、それを品物のまわりにまきつける...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...………どれどれ」魔法罎の外側のつやつやとしているのが凸(とつ)面鏡の作用をなして...
谷崎潤一郎 「細雪」
...――馬鹿に大きな凸額(おでこ)の下に...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...斜めの照明法を用いて雪の結晶の表面の細(こまか)い凹凸までよく撮影しているので...
中谷宇吉郎 「雪」
...細(こまか)い小凹凸(おうとつ)があるために...
中谷宇吉郎 「雪雑記」
...大きい凸レンズは無いでしょうか...
野村胡堂 「向日葵の眼」
...恭ちゃんも節ちゃんも凸坊も火鉢にかじりついていた...
林芙美子 「新版 放浪記」
...間もなく「凸凹」だ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「凸凹ロマンス」久しぶりなので大ハリキリ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...それが見えない八ヶ岳の尾根までそのまま果てしなく拡がっているかと思える凸凹の多い傾斜地へさしかかったと思うと...
堀辰雄 「風立ちぬ」
......
堀辰雄 「鳥料理」
...時々恐ろしく凹凸な市街の道路で揺り上げ揺り下げられながら...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...凸面をなして、盛り上げたようになっている泉の面に消えた...
森鴎外 「杯」
...井欄の前面に掌大(しやうだい)の凸字(とつじ)を以て金澤と記してある...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...微細な面の凹凸を実に鋭敏に生かしている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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