...竹柴館の夜に葉子は倉地を極印付きの凶状持ちにまでした事を知った...
有島武郎 「或る女」
...凶状持ちが逃げこんじゃいないかとたえず調べに来るデカの応対役が...
高見順 「いやな感じ」
...人殺しの凶状持(きょうじょうも)ちが...
中里介山 「大菩薩峠」
...その昔の凶状のことを思い出してゾッとしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「たとえ相手が泥棒だって、凶状持ちだって、……でも大丈夫よおばさん、そんな人でないことは慥からしいから」おむらは溜息をついた...
山本周五郎 「追いついた夢」
...こいつは日本左衛門と秤量(はかり)に掛けてどッちともいえない凶状持ち...
吉川英治 「江戸三国志」
...凶状(きょうじょう)の多い自分の体を...
吉川英治 「江戸三国志」
...死罪をまぬかれない凶状のあるお粂を...
吉川英治 「江戸三国志」
...どっちみち凶状(きょうじょう)持ちとなった身だ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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