...家族に凶事が起きてしまった...
...警察は凶事について調査を進めている...
...彼女の不幸な出来事はまさに凶事だ...
...非常に悲しい凶事が起こってしまった...
...凶事を未然に防ぐためには、注意が必要だ...
...村の人間がしきりと箒星(はうきぼし)は凶事の徴(しるし)だと云つて心配するのさ...
犬養健 「朧夜」
...まがごとの大凶事(おほまがごと)と...
ダンテ・アリギエリ Dante Alighieri 上田敏訳 「忌々しき「死」の大君は」
...その他凶事吉事に用いられる菓子も初めは嵩があるものという御注文であったのが...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...わしが信じないのは伝説じゃありませんのじゃ――それは歴史ですわい」ダイアナ夫人は凶事予言者についての彼女の恍惚から少し恢復した...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...「凶事か」と叫んで鏡の前に寄るとき...
夏目漱石 「薤露行」
...烏鳴(からすな)きが凶事の記号になったり...
夏目漱石 「創作家の態度」
...凶事を察したようだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...またこれを族霊として尊ぶ民に凶事を知らさんとて現わるる故(ゴム...
南方熊楠 「十二支考」
...「私と申すものが凶事のしるしのように思われまして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...凶事と啼きおる...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...それで凶事には避けたものかと思ふ...
柳田國男 「食料名彙」
...御在位ちゅう災異凶事が多く起こり...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...御主君の身の上に何か凶事が起つた時のほかはつかふべき言葉ではない...
吉川英治 「折々の記」
...――遂に何うしても最後の凶事は避け難い――と云うところへ兵部の考えも...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...凶事ではござらぬ故...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...吉水御一門の凶事...
吉川英治 「親鸞」
...まだ誰ぞその上に凶事でもあるか」「は...
吉川英治 「親鸞」
...彼の憤死も、また、忠平の子息実頼が、その後、とかく多病がちになった事も、関係者の凶事は、みな、将門の祟りだといわれ出した...
吉川英治 「平の将門」
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