...家族に凶事が起きてしまった...
...警察は凶事について調査を進めている...
...彼女の不幸な出来事はまさに凶事だ...
...非常に悲しい凶事が起こってしまった...
...凶事を未然に防ぐためには、注意が必要だ...
...「主」自身にも凶事(きょうじ)が起りそうである...
芥川龍之介 「忠義」
...村の人間がしきりと箒星(はうきぼし)は凶事の徴(しるし)だと云つて心配するのさ...
犬養健 「朧夜」
...その他凶事吉事に用いられる菓子も初めは嵩があるものという御注文であったのが...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...日本中を震撼させた凶事のもとになつたのでございます...
太宰治 「右大臣実朝」
...山の凶事であるかも知れぬと二人の子を促して慌てゝ駈け出したのであつた...
長塚節 「鉛筆日抄」
...「凶事か」と叫んで鏡の前に寄るとき...
夏目漱石 「薤露行」
...素破(すわ)また事件の到来、凶事の発端、と、よろめく足を踏みしめながら、鉄鎧戸(ベライン)を開いて露台から霧の街道を見おろすと、タヌは何やら黒い物体の上に跨(またが)って、はなはだ快適な嬌声をあげているので...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...心して聞きなさい、凶事だよ、とても悪いことだ」「でも国王は脱出されました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...またこれを族霊として尊ぶ民に凶事を知らさんとて現わるる故(ゴム...
南方熊楠 「十二支考」
...それで凶事には避けたものかと思ふ...
柳田國男 「食料名彙」
...現にわが国でも凶事の際だけには...
柳田国男 「木綿以前の事」
...春から夏の初へかけて忌(いま)わしい凶事が続くと...
柳田国男 「木綿以前の事」
...御在位ちゅう災異凶事が多く起こり...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...その夢を見て覚めた瞬間に第六感が凶事を感ずるから...
夢野久作 「暗黒公使」
...御主君の身の上に何か凶事が起つた時のほかはつかふべき言葉ではない...
吉川英治 「折々の記」
...上陸第一日にこの凶事だったから...
吉川英治 「三国志」
...――見えない時は凶事がある...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...どうも万吉の凶事ではないかという――お吉の心配なのであった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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