例文・使い方一覧でみる「凱」の意味

...天才記者という名を博してめでたく凱旋（がいせん）したのであった... 天才記者という名を博してめでたく凱旋したのであったの読み方
有島武郎「或る女」

...其中央に祝凱旋と大書した更紗の額が掛つてゐる... 其中央に祝凱旋と大書した更紗の額が掛つてゐるの読み方
伊藤左千夫「八幡の森」

...結局恋の凱歌は八十助の方に揚がった... 結局恋の凱歌は八十助の方に揚がったの読み方
海野十三「火葬国風景」

...生の福音、復活の凱歌です... 生の福音、復活の凱歌ですの読み方
徳冨健次郎「みみずのたはこと」

...彼れが会津征伐より凱旋して... 彼れが会津征伐より凱旋しての読み方
鳥谷部春汀「明治人物月旦（抄）」

...もう十五分すれば凱旋（がいせん）の将士が見られる... もう十五分すれば凱旋の将士が見られるの読み方
夏目漱石「趣味の遺伝」

...凱歌（がいか）をあげて... 凱歌をあげての読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...満州で年を越して私が凱旋（がいせん）した時には... 満州で年を越して私が凱旋した時にはの読み方
森鴎外「二人の友」

...……殿の御凱陣（ごがいじん）まではな」もはやいかなる悪評を怖（おそ）れようぞ... ……殿の御凱陣まではな」もはやいかなる悪評を怖れようぞの読み方
山本周五郎「城を守る者」

...四将兵が大垣へ凱旋したのは五月八日のことだった... 四将兵が大垣へ凱旋したのは五月八日のことだったの読み方
山本周五郎「日本婦道記」

...大きな凱旋門（がいせんもん）がまんなかに立つてゐる... 大きな凱旋門がまんなかに立つてゐるの読み方
與謝野晶子「晶子詩篇全集」

...それを凱歌となしている歓びが敵に見られる... それを凱歌となしている歓びが敵に見られるの読み方
吉川英治「黒田如水」

...凱歌は到るところにあがった... 凱歌は到るところにあがったの読み方
吉川英治「三国志」

...二呂凱（りょがい）の諫（いさ）めは諒（りょう）としたが... 二呂凱の諫めは諒としたがの読み方
吉川英治「三国志」

...凱旋門（がいせんもん）に入った... 凱旋門に入ったの読み方
吉川英治「三国志」

...花ノ都ニ帰リ給フ――と彼の凱旋をたたえた古記はそのまま義貞の風采と見てもよかろう...
吉川英治「私本太平記」

...御凱旋ということばは... 御凱旋ということばはの読み方
吉川英治「茶漬三略」

...凱歌（がいか）がみちていた... 凱歌がみちていたの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

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