...それは又麒麟や鳳凰のやうに或伝説的動物を意味してゐる言葉にも違ひなかつた...
芥川龍之介 「歯車」
...桐に鳳凰(ほうおう)...
泉鏡花 「婦系図」
...僕等は鳳凰山下を出発し...
岩野泡鳴 「戦話」
...尻つ尾が扇のやうに拡がつた鳳凰とか...
薄田泣菫 「茶話」
...そして小さな足に鳳凰頭(ほうおうとう)の靴を穿(は)いていたが...
田中貢太郎 「嬌娜」
...台南市の駅前から銀座通りへ至る間の鳳凰木の並木は...
豊島与志雄 「台湾の姿態」
...折角天下太平のお祝いを申しに出て来た鳳凰の頸(くび)をしめて毛をむしり取るようなものじゃ御座いますまいか...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...第七十八圖 朝鮮慶州古墳群左端の高い塚は鳳凰臺といひ...
濱田青陵 「博物館」
...鳳凰角の薬包が飛び出した...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...鳳凰を彫った金無垢の簪なンです」「ほほう...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...満鉄は満蒙の将来の開発のため、猶此外に、鄭家屯、鳳凰城、得利寺、海竜城、黒山屯、長春、遼陽、鉄嶺、湯崗子等に農場試験地や牧場等を経営してゐるが、此地のが最も大きな規模を備へてゐる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...やがて鳳凰(ほうおう)の雛(ひな)でも孵(かえ)そうという肚(はら)だろう」「な...
吉川英治 「三国志」
...この大陸の民は黄龍鳳凰を考えるのと同じぐらいなものしか抱いていなかった...
吉川英治 「三国志」
...鳳凰(ほうおう)を得たようなものだ...
吉川英治 「三国志」
...鳳凰靴(ほうおうか)(くつ)を足にはいておられる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そして怒れる鳳凰(おおとり)のごとく...
吉川英治 「新・水滸伝」
...素朴な点は鳳凰にゆずらない...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...また鳳凰と同じく顔と手が特に大きい...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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