...それから鳳凰(ほうおう)もフェニックスと云う鳥の...
芥川竜之介 「歯車」
...「鸚鵡啄残紅稲粒鳳凰棲老碧梧枝」と名詞の位置を顛倒(てんたう)しなければならぬ...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
......
伊良子清白 「孔雀船」
...鳳凰庁下(ほうおうちょうか)の万山という山の中まで往った...
田中貢太郎 「虎媛」
...鳳凰(ほうわう)でも丹頂の鶴でもなくてそこらの畑にゐるただの烏なのが嬉しい...
中勘助 「府中のけやき」
...出入口襖の桐に鳳凰(ほうおう)――左の出入口は菊に孔雀(くじゃく)の襖――いずれも金地極彩色なのと...
中里介山 「大菩薩峠」
...テレビの日曜散歩に宇治の鳳凰堂の美しい姿が現れたり...
信時潔 「歌詞とその曲」
...宇治の鳳凰堂(ほうおうどう)のような五層楼――凌雲閣を睨(にら)む人に正直正太夫(しょうじきしょうだゆう)の緑雨醒客(りょくうせいきゃく)のあるのも面白い...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...第七十八圖 朝鮮慶州古墳群左端の高い塚は鳳凰臺といひ...
濱田青陵 「博物館」
...……金三郎が鳳凰を彫った簪を万和に見せると...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
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與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...「石邑(せきゆう)県の田舎へ鳳凰(ほうおう)が舞い降りたそうです...
吉川英治 「三国志」
...麒麟の出現も、鳳凰の舞も、この口ぶりからうかがうと、遠い地方に現れたのではなく、どうやらこれら重臣たちの額と額の間から出たものらしく思われる...
吉川英治 「三国志」
...この大陸の民は黄龍鳳凰を考えるのと同じぐらいなものしか抱いていなかった...
吉川英治 「三国志」
...鳳凰靴(ほうおうか)(くつ)を足にはいておられる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...鳳凰(ほうおう)の雛(ひな)だ)そう思いながら...
吉川英治 「親鸞」
...金堂の天蓋(てんがい)から取りおろしてこの室に列べられた鳳凰(ほうおう)や天人が特に興味の深いものである...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...恋の眼に映ずる男女の美しさが仏や菩薩に高められた(鳳凰堂本尊...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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