...彼女には処女地での思い出がたくさんある...
...処女地に行きたいと思っている...
...私の処女地は沖縄です...
...処女地に行ってきたので、写真を見せてください...
...処女地での出来事が物語になった小説がある...
...又同時にプロレタリア文学は誰の人によつても未だ形ちをもつに至らざる処女地のやうなものであると思ふ...
芥川龍之介 「プロレタリア文学論」
...この領分は応挙や探幽のような巨匠がかつて一度も足を踏入れた事のない処女地であった...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...この日本主義はまだ文学思想界に向かっては処女地をもっていたわけである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...日本は図書館に関して処女地 Virgin Soil であると書いてあるにすぎぬのである...
中井正一 「図書館協会六十周年に寄せて」
...わが民族は一野蛮国としての図書館の処女地であってはならない...
中井正一 「図書館協会六十周年に寄せて」
...八月下旬に待望のこの処女地を訪ねた...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...それが如何にも処女地といふ新鮮な響をあたへる...
萩原朔太郎 「石段上りの街」
...ことに神秘の雲の深くとざさしてゐる処女地を開拓する場合に於ては...
平林初之輔 「文学の本質について(一)」
...これらの特質はその多量を彼女の処女地帯の内に制限せられ...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...「処女地」に出てゐる河井稲子氏の「夕食」といふのは...
牧野信一 「海浜日誌」
...今や全く処女地時代の原始の面影はとゞめてゐない...
三木露風 「トラピスト天使園の童貞」
...文学雑誌)四〇〇(千)部『労働婦人』 二〇〇(千)部『何でも知りたい』 一五〇(千)部『農業技師』 六〇(千)部『赤い処女地』(文学雑誌) 二五(千)部ソヴェト同盟の新聞となると...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」
...筆者がこの処女地に鍬を入れるようになったのは...
武者金吉 「地震なまず」
...工藝の諸問題はまだ処女地として残る...
柳宗悦 「工藝の道」
...ほとんど処女地として今日まで放置されたこの領域に関して...
柳宗悦 「工藝の道」
...凡(すべ)ての所が処女地であった...
柳宗悦 「地方の民藝」
...それ故凡ての個所が処女地であった...
柳宗悦 「民藝四十年」
...新しい滑かな処女地が河口を挾んで生れて来た...
横光利一 「静かなる羅列」
便利!手書き漢字入力検索