...桃林処士のように、世間を離れて自分の道を行く人がいいと思う...
...彼は桃林処士のような生活を目指して、山奥に引っ越した...
...桃林処士のように、都会を離れて自然に囲まれた場所で暮らしたい...
...彼女は桃林処士のように、一人静かに過ごすことを好んでいる...
...桃林処士のように、文化や芸術に親しむ生活を心がけている...
...高橋健三は官報局の局長室に坐している時でも従五位勲何等の局長閣下でなくて一個の処士自恃庵(しじあん)主人であった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...卓落不覊(ふき)なる処士高橋自恃庵は去って...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...当路に立てば処士横議(しょしおうぎ)はたしかに厄介なものであろう...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...無名の猫を友にして日月(じつげつ)を送る江湖(こうこ)の処士(しょし)であるかのごとき感がある...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...処士虚声を盗む何代(なんのよ)か人なからんと王阮亭は言った(『池北偶談』巻二)...
南方熊楠 「十二支考」
...横井は処士に忌まれてゐることを好く知つてゐて...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...或は処士竹内式部をして公卿の耳にさゝやひて射を学び馬を馳せしめ...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...それでわたしに頼むというのはなんです」「老公に拝謁がねがいたいと存じまして」「あんたが直々にですか」「処士の身でまことに僭越(せんえつ)ですけれども...
山本周五郎 「新潮記」
...名も知らぬ諸国の浪人処士を出入りさせたり...
山本周五郎 「新潮記」
...処士としては極めて異例だということだった...
山本周五郎 「初蕾」
...「私のような処士(しょし)は...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...自分は処士で、自由にものを云うことができるから、必要のある場合には、その好ましからざる人の名を挙げ、その非行を剔抉(てっけつ)するつもりである...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...処士(しょし)の分際として国老を問責するのは無礼でもあり...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...いまこそ処士だが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...山門から駒に乗ってゆくいと痩せたる若い一処士にも似たる風采(ふうさい)の人があった...
吉川英治 「黒田如水」
...黒い喪服を着た一処士が番の兵に捕まって...
吉川英治 「三国志」
...二人の処士が飲んでいた...
吉川英治 「三国志」
...いずれも元は江湖の処士(しょし)や良民だった者だろう...
吉川英治 「新・水滸伝」
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