...其死に処するの如何を見ば足れり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...其の世に処するや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...徒刑場の首枷は人の知能を死刑に処する...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...また処するだけの道があったろうと思われる...
中里介山 「大菩薩峠」
...それに処することに抜かりのあるべき七兵衛でないことはわかっているが...
中里介山 「大菩薩峠」
...そう云う時は断然桶伏(おけぶせ)の刑に処するのである...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...「罪人を絞罪(こうざい)の刑に処すると云う事は重(おも)にアングロサクソン民族間に行われた方法でありまして...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「世に処するには一歩を譲(ゆず)るを高しとなす...
新渡戸稲造 「自警録」
...その理由からこれに処する方法を案出せねばならぬ...
新渡戸稲造 「自警録」
...よく事物の理を究めてこれに処するの能力を発育することは...
福沢諭吉 「文明教育論」
...善処するように頼まれたのよ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...生死に処する道をも学んだと云っているのも興味がある...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...新しい境遇に処するには...
アルベエル・サマン Albert Samain 森林太郎訳 「クサンチス」
...窃盗をした水兵と同じ刑罰に処するが好からうと云ふ事になつた...
ジユウル・クラルテエ Jules Clarete 森林太郎訳 「猿」
...そしてこの変換に処するためには...
山本周五郎 「新潮記」
...この急場に処する対策を依嘱した...
吉川英治 「三国志」
...「――君は不景気に処する道を知っていますか? それとも...
吉行エイスケ 「大阪万華鏡」
...自ら留まって事を処する必要があると云って...
和辻哲郎 「鎖国」
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