...身を処するに清白なる事...
芥川龍之介 「恒藤恭氏」
...車掌がかゝるエマージェンシイに処する知識を持っていれば...
石川欣一 「山を思う」
...その間に処する道を考えねばならぬ...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...孤独な境涯にいて淋(さび)しい心持を抱いた人が閑寂な秋の夜に処する趣を...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...道徳家の如く身を処するにも堪えなかった...
田山花袋 「蒲団」
...要するに人命という最も切実な実際問題に処する技法乃至技術の所有者だと...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...また処するだけの道があったろうと思われる...
中里介山 「大菩薩峠」
...寒月君の演説の冒頭「罪人を絞罪の刑に処するということは重(おも)にアングロサクソン民族間に行われた方法でありまして...
中谷宇吉郎 「寒月の「首縊りの力学」その他」
...「罪人を絞罪(こうざい)の刑に処すると云う事は重(おも)にアングロサクソン民族間に行われた方法でありまして...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...善く世に処する者は...
新渡戸稲造 「自警録」
...全く分からずに対処するのは気が狂いそうだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...後家(おんなやもめ)の世に処することぞ難かりける...
三宅花圃 「藪の鶯」
...そしてこの変換に処するためには...
山本周五郎 「新潮記」
...この事は戦後の思想界と実際生活との混乱激動に処する私たちの覚悟に適切な暗示を与えてくれる気がします...
与謝野晶子 「激動の中を行く」
...――上杉重能、畠山直宗の二名は、流罪に処する...
吉川英治 「私本太平記」
...等しく断罪に処するであろう)と辻々に高札を立て...
吉川英治 「源頼朝」
...「――君は不景気に処する道を知っていますか? それとも...
吉行エイスケ 「大阪万華鏡」
...宣教師に対し危害や妨害を加える者は死刑に処する...
和辻哲郎 「鎖国」
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