...彼は凡夫のような暮らしをしている...
...あの人は凡夫には見えないほど、芸術的な感覚を持っている...
...凡夫の私たちには、彼の言葉の深さが理解しがたい...
...凡夫でもわかるように、できるだけ簡単な言葉で説明してください...
...彼女は凡夫ではなく、非常に特別な人物であることがわかる...
...「そこが凡夫の浅ましさじゃ...
芥川龍之介 「俊寛」
...我々凡夫は誰も彼も...
芥川龍之介 「俊寛」
...凡夫の愚かな目より見て嘘と思うくらいのところに...
井上円了 「おばけの正体」
...凡夫の生活をやっているわけです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...凡夫二乗のやからのとうてい歯のたつところではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...二乗凡夫のともがらもまたその宝の所在を窺(うかが)い知ることを許されねばならぬ約束ではございませんか...
中里介山 「大菩薩峠」
...金さえ積めばどんな凡夫にも手軽に拝まれました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そこは凡夫(ぼんぷ)の淺ましさで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...或は嬶の腰巻一つも買えなかった凡夫の奴共...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...自身のことだけは見えない」という凡夫の法則をまぬがれるわけには行かないのか? いや...
三好十郎 「恐怖の季節」
...作る者はこの世の凡夫であろうとも...
柳宗悦 「工藝の道」
...「凡夫成仏(じょうぶつ)」の教えが確立されねばなりません...
柳宗悦 「益子の絵土瓶」
...凡夫の心頭を去来する雑念とさして違う筈(はず)はあるまいと思われた...
横光利一 「比叡」
...一個の凡夫正成の...
吉川英治 「私本太平記」
...――というて、凡夫信長、そのいずれも捨てかねておる」「ご無理はありません」藤吉郎は、頭(かしら)を垂れた...
吉川英治 「新書太閤記」
...凡夫直入(じきにゅう)のわが念仏門の真理が手近にある...
吉川英治 「親鸞」
...さて――こういうよろこびに遭えば親鸞も凡夫である...
吉川英治 「親鸞」
...共によろこんでいるような世間なみの凡夫ではない...
吉川英治 「随筆 新平家」
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