...彼は凡夫のような暮らしをしている...
...あの人は凡夫には見えないほど、芸術的な感覚を持っている...
...凡夫の私たちには、彼の言葉の深さが理解しがたい...
...凡夫でもわかるように、できるだけ簡単な言葉で説明してください...
...彼女は凡夫ではなく、非常に特別な人物であることがわかる...
...「そこが凡夫の浅ましさじゃ...
芥川龍之介 「俊寛」
...こうなっては凡夫も同じではないか? あの実方(さねかた)の中将は...
芥川龍之介 「俊寛」
...僕のような夢にまで鱈腹食って覚めてから下痢するというほどの浅ましい凡夫でも...
大杉栄 「獄中記」
...ゆめと思えばなんでもないが、そこが凡夫で、というように、人間の気持の上からいえば、たとい理窟はどうだろうとも、事実は、ほんとうは、生は嬉(うれ)しく、死は悲しいものです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...頭は圓めておりましても畢竟(ひっきょう)は凡夫の浅ましさ...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...日蓮は凡夫なれば能(よく)は知(しら)ず...
長谷川時雨 「尼たちへの消息」
...……出家を救うは凡夫の役...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...罪業の深い我々凡夫をお救ひ下さると云ふのが阿弥陀如来の本願ぢや...
平出修 「夜烏」
...苦しい時には苦しいといふよりほかに仕方もなき凡夫の病苦談「如何にして日を暮らすべきか」「誰かこの苦を救ふてくれる者はあるまいか」情ある人我病床に来つて余に珍しき話など聞かさんとならば...
正岡子規 「病牀六尺」
...」○悪人正機「これも悪凡夫を本として善凡夫を傍に兼ねたり...
三木清 「親鸞」
...そうして下根(げこん)の凡夫も救いの御手に渡さるる身である...
柳宗悦 「工藝の道」
...だが凡夫の手になるあの貧しい器にも...
柳宗悦 「工藝の道」
...凡夫自らに何の誇る力量があろうか...
柳宗悦 「民藝四十年」
...凡夫(ぼんぷ)われらには...
吉川英治 「上杉謙信」
...凡夫(ぼんぷ)の煩悩(ぼんのう)にも富むかれは...
吉川英治 「新書太閤記」
...凡夫直入(じきにゅう)のわが念仏門の真理が手近にある...
吉川英治 「親鸞」
...さて――こういうよろこびに遭えば親鸞も凡夫である...
吉川英治 「親鸞」
...仏子と凡夫一主(あるじ)の帳内(ちょうだい)に間ぢかく詰めている宿直(とのい)たちはもちろん始終を聞いていたし...
吉川英治 「源頼朝」
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