...彼は凡夫のような暮らしをしている...
...あの人は凡夫には見えないほど、芸術的な感覚を持っている...
...凡夫の私たちには、彼の言葉の深さが理解しがたい...
...凡夫でもわかるように、できるだけ簡単な言葉で説明してください...
...彼女は凡夫ではなく、非常に特別な人物であることがわかる...
...我勝手(われがつて)の凡夫(ぼんぷ)の淺(あさ)ましさにも...
泉鏡太郎 「雨ふり」
...今更中止すべくもあらず』と糞度胸をきめたる凡夫の心こそ淺間しけれ...
大町桂月 「夜の高尾山」
...凡夫が仏の世界へ到達して...
高神覚昇 「般若心経講義」
...凡夫だ...
太宰治 「駈込み訴え」
...仏も昔は凡夫なりわれらも後には仏なりいづれも仏性(ぶつしやう)具せる身を隔つるのみこそ悲しけれそれは悲しい調子に歌い出されて来ましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...凡夫の淺ましさで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自身のことだけは見えない」という凡夫の法則をまぬがれるわけには行かないのか? いや...
三好十郎 「恐怖の季節」
...凡夫の身にさえも...
柳宗悦 「工藝の道」
...凡夫(ぼんぷ)たるが故に...
柳宗悦 「工藝の道」
...凡夫さえも美に携(たずさ)わり得る道...
柳宗悦 「民藝四十年」
...さてさて人間の凡夫(ぼんぷ)にては...
柳田国男 「山の人生」
...凡夫の妄執を晴らすは念仏に若(し)くは無し南無阿弥陀(なむあみだ)南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)南無阿弥陀 南無阿弥陀仏/\と声高らかに詠誦(えいじゅ)する事三遍(べん)にして...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...幾らもあつたといふ所から自然に來てゐる凡夫の通念だつたのである...
吉川英治 「折々の記」
...凡夫直入の人である...
吉川英治 「折々の記」
...凡夫のわしが、何を以て、そちに神の如き万全を求めようか...
吉川英治 「三国志」
...もとより凡夫直入(じきにゅう)の道だった...
吉川英治 「親鸞」
...十悪の凡夫だと云っておられる...
吉川英治 「鍋島甲斐守」
...ふとすれば、自分も凡夫だし、思い上がらないものでもない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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