...凡そ世道人心に害あること...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...兩岸に連なること凡そ一里半...
大町桂月 「東京の近郊」
...凡そ一週間に亙りて...
大町桂月 「北條より一ノ宮へ」
...芝生の広さは凡そ三百坪もありましょうか...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...凡そ性格概念は、歴史的運動の概念へ関係づけられて初めて理解出来るということが、今や明らかとなった...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...生活というものがそのままで凡そ文学的なのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...凡そ真理や思想や認識や...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...凡そ孰れの政黨を問はず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...そんなこととは凡そ縁の遠い二人の関係だった...
豊島与志雄 「死の前後」
...凡そ我れの諸弟子諸信徒のうち...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...凡その見当をつけて来た彦太郎のかんは見事に的中した...
火野葦平 「糞尿譚」
...凡そ此國に生れて國に叛くの惡心なきより以上の者は...
福澤諭吉 「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」
...凡そ婦人たる者は身の装を工風するにも...
福沢諭吉 「女大学評論」
...どんな類ひの地図にも省略されてゐる底の凡そ小さな山峡の部落で...
牧野信一 「鬼の門」
...そして凡そ親に対して子としての価値を思つたことのない余であるが...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...凡そ他の西洋人達の中に見比べても見境ひのつかぬのを知つて...
牧野信一 「南風譜」
...四人の者に担がれた凡そ一坪位ひの容量の巨大な賽銭箱が控えてゐるのを目がけて...
牧野信一 「バラルダ物語」
...凡そ三四十段の勾配ででもあらうが...
牧野信一 「真夏の朝のひとゝき」
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