...几上(きじょう)...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...いや、几上、車上、厠上、――時には路上にも熱心に本を読んだことを覚えてゐる...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...几上の水仙花開き尽しぬ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...然(こうぜん)の声左右にあるごとく酒几上(きじょう)に傾かざる者なしとあって...
南方熊楠 「十二支考」
...「歳乙亥、余※役江戸邸、一日趨白川老公招飲、酒間公手親折梅一枝、又作和歌并以賜余、余捧持而退、置于几上、翌日隣舎郎来云、賢侯之賜、宜接換移栽故園、不容徒委萎※、余従其言、及帰留托友人石子道、以佗日郵致、越戊寅春、余在京、会備中人小野梅舎至自江戸、訪余僑居、携一盆卉、視之乃曩所留者也、余驚且喜、梅舎与余、無半面之識、而千里帯来、其意一何厚也、既帰欲遺一物以表謝意、至今未果、頃友人泉蔵来話及其事、意似譴魯皐、因先賦此詩...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...単なる几上(きじょう)の論としては...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...彼はあわてて几上(きじょう)の一文を袂(たもと)の下にしまいかくした...
吉川英治 「三国志」
...几上(きじょう)の文房四具を取り揃え...
吉川英治 「三国志」
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