...厭(いと)ふべき凝滞はやがて来(きた)らむ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...凝滞のない水の生活の自由さとを描いたもので...
薄田泣菫 「魚の憂鬱」
...凝滞のない水の生活の自由さとを描いたもので...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...一点の凝滞もありません...
太宰治 「新ハムレット」
...何となく――それはウソぢやない――人心凝滞...
種田山頭火 「其中日記」
...句作に於ては凝滞しないやうに...
種田山頭火 「其中日記」
...少しも凝滞するところがない...
田山録弥 「閑談」
...ともすれば凝滞の弊に陥り易い学界を刺戟し...
津田左右吉 「日本上代史の研究に関する二、三の傾向について」
...「宿※(しゅくあ)の胸腹に凝滞(ぎょうたい)仕(つかまつ)り...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...かの思索の凝滞と晦渋を貫いてであると思われる...
中井正一 「探偵小説の芸術性」
...そうまで凝滞(ぎょうたい)する俺を鬱陶しいとも思わず...
久生十蘭 「湖畔」
...其気が適当に発散しないで凝滞(ぎようたい)すると病気が出る...
平出修 「畜生道」
...己の血は次第に脈絡の中に凝滞して来る...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...何の凝滞(ぎょうたい)も曲解も反抗もなしに...
与謝野晶子 「激動の中を行く」
...中入りの地に凝滞(ぎょうたい)あるは...
吉川英治 「新書太閤記」
...凝滞の陣とは、変通自在を欠く死陣をさしていうことぞ...
吉川英治 「新書太閤記」
...小牧の凝滞(ぎょうたい)を見て...
吉川英治 「新書太閤記」
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