...からだじゅうが一時に凍るような心もちがした...
芥川龍之介 「偸盗」
...血も凍るような不気味な時間が過ぎた...
梅崎春生 「桜島」
...凍るような寒さの中に...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...窓下にいる二人は血までも凍るような気がした...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...私は彼に触られると血が凍るような感じがして...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...谷底まで真っ逆様だと胸の凍るような不安もあったが...
田中英光 「箱根の山」
...体中の血が凍るような心地になり...
近松秋江 「黒髪」
...それを通して冷たい光線が落ちてきたり凍るような寒風が吹き込んできたりした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...凍るような暗い礼拝堂に行って...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...夏ながら凍るような月夜で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...火の気のない凍るような夜ふけ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...あるいは何かを笑いものにすることで我々の力を証明することがとても好きなのではないのだろうか?凍るような寒さであればあるほど...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...「その祈祷をやめさせてくれよう」と息も凍るような寒夜...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...凍るような光が斜に構えた両眼に映った...
R. マッケナ R. McKenna The Creative CAT 訳 「愛と月の犬」
...志保はからだじゅうの血が凍るような悪寒に襲われた...
山本周五郎 「菊屋敷」
...骨まで凍るような折檻(せっかん)の音とは...
山本周五郎 「季節のない街」
...そして骨まで凍るような声で...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...多分我々は狂っていたのだ――だって私はあの背筋の凍るような峰々を狂気の山脈と呼んだではないか? だが同様な精神の現れが――ここまで極端な形ではなくとも――写真撮影や生態研究のためにアフリカのジャングルで猛獣に忍び寄っていくような人々の中にも見いだしうると私は思う...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
便利!手書き漢字入力検索