...又一方では通例「地理」の部にはいつて居るものゝうちでも雪解とか、水温むとか、凍てるとか、水涸るとかいふのは當然氣象であり、汐干や初汐などは考へ方によつては寧ろ天文だとも云はゞ云はれなくはない...
寺田寅彦 「天文と俳句」
...ひどく凍てる日のことであったが...
山本周五郎 「菊千代抄」
...和地家の御恩田も風で吹き倒されたところへ水をかぶり、その年はついに一粒の収穫もなしに終った、また郁之助はだんだんと衰弱が増すばかりで、医薬の費(つい)えだけでも分に過ぎた重荷だった、それで僅かでもその費えを助けようと、伊緒は夜仕事に紙漉(かみす)きのわざをならい、凍てる夜な夜な、水槽(すいそう)の氷を破ってしごとをはげんだ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「これからがいちばん凍てる時刻です...
山本周五郎 「橋の下」
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