...かくては凍死(こゞえしぬ)べしと心を励(はげま)し猶途(みち)もあるかと百歩(はんちやう)ばかり行たりけん...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...しかも下にガーゼも何も当てないで直接に氷嚢を皮膚に押しつけるようなことをしてこの凍傷を起こしたのであって...
高浜虚子 「子規居士と余」
...凍死者が出ますからね」「戦争のせいかい」「上海は昔から...
高見順 「いやな感じ」
......
立原道造 「暁と夕の詩」
...凍らされたような気がしていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しばしば凍傷を起して...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...ほんとうに凍りつく霧粒の量は...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...凍上防止の委員会が出来て...
中谷宇吉郎 「寺田先生の追憶」
...ソ連は凍土上に特殊の栽培法を行なうことによって...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...臺所に電氣がついてる‥‥」凍りついた雪の道に思はず足を止めて...
南部修太郎 「死の接吻」
...時雨唄雨降りお月さん暈(かさ)くだされ傘(からかさ)さしたい死んだ母(かか)さん後母(あとかか)さん時雨(しぐれ)の降るのに下駄くだされ跣足(はだし)で 米磨ぐ死んだ母さん 後母さん親孝行するから足袋くだされ足が凍(こごえ)てあるけない死んだ母さん 後母さん奉公にゆきたい味噌くだされ喉に飯(まんま)がとほらない死んだ母さん 後母さん...
野口雨情 「十五夜お月さん」
...凍りついた劇でありながら心を熱く動かし...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...全身が凍るようである...
火野葦平 「花と龍」
...凍って白い並木道(ブリワール)では大勢の子供がスキーで遊んでいる...
「赤い貨車」
...雪の凍った眺めです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...飢ゑ凍えもせずに...
森鴎外 「高瀬舟」
...例えば我々が衣服に用いる羊毛の中に偶然踵(かかと)の凍傷を癒すある隠れた乾燥性があったとか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...身命を惜しまぬもののふが必要なときでございます」凍てた道の上に坐って...
山本周五郎 「日本婦道記」
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