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石川啄木 「一握の砂」
...凌雲閣には餘り高いのに怖氣(おぢけ)立つて...
石川啄木 「天鵞絨」
...凌雲閣には余り高いのに怖気(おぢけ)立つて...
石川啄木 「天鵞絨」
...お金を払って「凌雲閣」という額の上った入口から...
江戸川乱歩 「押絵と旅する男」
...凌雲閣上(りょううんかくじょう)人(ひと)豆のごとしと思う我を上より見下ろして蛆(うじ)のごとしと嘲りし者ありしや否や...
寺田寅彦 「半日ある記」
...一震災後復興の第一歩として行なわれた浅草凌雲閣(あさくさりょううんかく)の爆破を見物に行った...
寺田寅彦 「LIBER STUDIORUM」
...浅草の旧地では凌雲閣(りょううんかく)の裏手から公園の北側千束町の路地に在ったものが...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...「凌雲閣(りょううんかく)登壇人(未来の天狗(てんぐ)木葉武者(こっぱむしゃ))ってのがあるわ...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...この凌雲閣の登りかたで...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...宇治の鳳凰堂(ほうおうどう)のような五層楼――凌雲閣を睨(にら)む人に正直正太夫(しょうじきしょうだゆう)の緑雨醒客(りょくうせいきゃく)のあるのも面白い...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...同廿二年盛夏改稿)十二階懐古これやこのピサの斜塔にあらねども凌雲閣はなつかしきかな...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...暮春の空に凌雲閣の赤煉瓦...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...この団扇の画は浮世絵で浅草の凌雲閣(りょううんかく)が画いてあるので...
正岡子規 「病牀六尺」
...それは凌雲閣を少し横へ寄せて団扇いつぱいの高さに画いて...
正岡子規 「病牀六尺」
...下の方は少しばかり森のやうなものを凌雲閣の麓(ふもと)に画いて...
正岡子規 「病牀六尺」
...凌雲閣を材料として無理に絵を画くならば...
正岡子規 「病牀六尺」
...「パノラマと凌雲閣」とよくいわれていた...
柳田国男 「故郷七十年」
...最後が例の凌雲閣即ち十二階...
山本笑月 「明治世相百話」
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